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歴史に残る名演「A Black & White Night Live」(4)

Roy Orbisonトリビュート
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第7曲 ランニング・スケアード(Running Scared)

独特のオービソン・バラードの一つの頂点である名作。ほとんどオペラに近い内容と歌唱で、ロック音楽界に衝撃と革命をもたらした素晴らしいバラード。モニュメントから出した4枚目のシングルで、61年6月ロイ・オービソンにとって初の全米1位を獲得した。ところがこの曲が生まれたのは1952年と古い曲である。

”ジャッ、ジャジャジャジャッ”という刻みがずっと続く、いわゆるボレロのリズム・パターン。Roy Orbisonは徐々に盛り上がりつつ歌っていく。

途中でメロディが変わり、一層の盛り上がりを見せる。メロディも音程を上げていき頂点を迎えたところで、いきなり曲が終わる。

きっと最初のメロディに戻って繰り返しが来るだろうと聴く者誰もが思っているところを完全に裏切って、唐突なエンディングを迎える。

ラストにははるか高音域にせり上がっていくメロディーラインは、3オクターブ半も声域があるオービソンでないと十分には歌いこなせない。だから名曲にしてはカバーが少ない。

まずは歴史的名演からじっくり聴いてみたい。

ここでも「ザ・コメディアンズ」と同様にロニーの水戸黄門テーマ風「だっ・だだだ、だっ・だだだ」というドラムが後半ラストに向けて我々日本人の魂を揺さぶる。

グレンのピアノは「リア」と同様、ストリングスと絡みながら美しい旋律を奏でている。グレンはストリングス・アレンジの活動も守備範囲としていることでわかるように、この曲の如くストリングスと絡んだ演奏は抜群である。

静かに曲が始まる時にはRoyの声と彼自身のギターの音のみが響く。そこにスプリングスティーンやエルヴィス等のギターが重なってくる。

この辺りではロニーの音もよく聞かないと聞き逃すくらい大人しい。ストリングスも最初はわからないくらい小さな音であったものが、0:40くらいからはハッキリと「だっ・だだだ、だっ・だだだ」とリズムを刻んでいることが聞き取れるようになる。

そして1:21で満を持したように女声コーラスが重なって盛り上がっていく。

1:39でロニーはやっと出番が来たとばかりに叩き始める。

1:46では盛り上がる感情を抑えるようなコーラスの女性3人のアクションがアップになる。

そして大団円でRoyの2:10から2:14までの絶唱が突然途切れて曲が終わる。



ライブ第7曲 Running Scared

Roy Orbison – "Running Scared" from Black and White Night

オリジナルと聞き比べてみよう。基本的なアレンジは変わっていないが、じっくり聴いてみると微妙な差があることに気がつくであろう。

1:37からシンバルがリズムを刻むが歴史的名演のロニーとは違ってる。

この曲も何回か再録音されており、少しずつ変化している。いくつかのバージョンを聞き比べてその違いを探すのも面白い。

オリジナルバージョン

Roy Orbison, Running Scared

カバーセレクション

この夜のライブには参加していないものの、トラベリング・ウィルベリーズではRoyと共に5人のメンバーの一人であるジェフ・リン(Jeff Lynne)がカバーしている。

Jeff Lynne

Jeff Lynne Running Scared

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「Royに代わってウィルベリーズのセカンドに参加する」と噂されていたものの、自殺により実現しなかったデル・シャノン(Del Shannon)もカバーを残している。

Del Shannon

Running Scared DEL SHANNON

Benny Mardones

Roy Orbison追悼ライブと思われる映像

BENNY MARDONES performing RUNNING SCARED

The Fools

The Fools I`m running scared

歌詞

Just runnin’ scared each place we go
So afraid that he might show
Yeah, runnin’ scared, what would I do
If he came back and wanted you

Just runnin’ scared, feelin’ low
Runnin’ scared, you love him so
Just runnin’ scared, afraid to lose
If he came back which one would you choose

Then all at once he was standing there
So sure of himself, his head in the air
My heart was breaking, which one would it be
You turned around and walked away with me.

<続く>

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