【全裸でバイク】アズティアーズゴーバイ|マリアンヌフェイスフル

A--E(T)
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はじめに

 50周年を記念してライブツアーをするという報道があったからという訳ではないが、今回はローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキーズ・リチャーズ共作の作品。

 当時ミック・ジャガーの恋人であったマリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)に贈ってヒットし、後にセルフカバーもした。

 「涙あふれて」という邦題もあるが、筆者の記憶には残っていなかったので採用しない。

初オリジナル曲誕生経緯

 初めてのオリジナル曲をミック・ジャガーとキース・リチャーズに作らせるために、マネージャーのオールダムがこの悪ガキ二人をキッチンに鍵をかけて閉じ込めた話は有名。

 この時に作った最初のオリジナル曲の一つがこの曲で、ビートルズのイエスタディと対比される名曲が生まれた。

 リチャーズ曰く「作った時はひどい出来だったけど、でもやってみれば出来るってことがわかったよ」

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マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)のデビュー曲

 64年マリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲で全英9位全米22位のヒットとなった。

 父親が大学講師、母親がオーストリアの貴族出身という家系、修道院付属の女学校寄宿舎育ちの彼女は、16才の時ケンブリッジ大学の学生ジョン・ダンバーと恋仲になる。

 ジョン・ダンバーの友人ピーター&ゴードンの誘ったパーティに二人で出席したところ、ローリング・ストーンズのマネージャ兼プロデューサー、アンドリュー・ルーグ・オールダムが一目でアイドル性を見出し彼女をデビューさせるために二人を口説き落とした。

その結果、64年6月にこの曲でデビュー、2作目のシングルは不発だったが65年1月のサード・シングルが全英4位全米28位のヒットとなりトップアイドルの仲間入りを果たす。

 65年5月にはジョン・ダンバーと結婚。その後もヒットを飛ばし11月には子供を生んだ。

 しかし翌66年にはミック・ジャガーと恋仲であることが発覚、67年2月には麻薬不法所持で逮捕と続き人気が急落する。

 あまりにドラッグに手を出す彼女にミック・ジャガーも手を焼き、ついに70年には破局を迎える。

 もっと詳しくはここ。

 映画界からも声がかかっていくつか出演したが、特に68年のアラン・ドロン主演映画「あの胸にもういちど」ではドロンと不倫に身を投じるヒロインを演じた。

 全裸に黒のライダースーツでバイクに乗るシーンがあり、これが「ルパン三世」峰不二子のモデルになったといわれる。

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Marianne Faithfullの動画

65年TV(Hullabaloo London)

足がガタガタ震えながら歌ってたと自分で回想した頃のTV

アイドル時代のスライドショーが充実

デビューから最近までのスライドショー

66年の映画「Made In U.S.A.」の中でアカペラで歌っている

73年TV



底辺からの復活

 酒とドラッグのスキャンダルによるイメージの崩壊、薬物依存症の悪化により大きな人生の暗転を迎えた彼女が、芸能界からの凋落の底辺においても歌うことを忘れず、再び静かに復活する。

 彼女の半生の経験によって歌に深みを与え、彼女の人生を反映した歌になっていると述べているブログがある。

 実はこの記事を書くまではアイドル時代の彼女しか知らなくて、復活後の歌唱を今回初めて聞いたのだが、あまりのイメージ落差に拒否反応があった。

 しかしお世辞にも歌唱力があるとは思えない歌であるが、何回か聞いているうちに心に訴えるものを感じるようになった。

 好みは分かれるであろうが復活後の彼女の歌唱をどうぞ

酒とドラッグで焼けた喉で歌う1987再録音

05年ライブ

09年ロンドンでのライブ

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ローリング・ストーンズもセルフカバーしている

 65年のアメリカ市場向けアルバム「December’s Children」に収録され、シングルカットもされた。

 66年に全米6位のヒットとなり、日本でもヒットした。ストーンズのアコースティックの代表曲として今でも人気がある。

The Rolling Stones ライブ

13年シカゴライブ

歌詞付スライドショー

異色のスライドショー

メンバー5人のオリジナル

66年TVライブ(若い!)

イタリア語(Con le mie lacrime)CD化されていない貴重なバージョン

06年東京ライブ

ローリング・ストーンズの他にも多くのカバーがある。

Nancy Sinatra

Vitamin String Quartet

London Symphony Orchestra & The London Pop Choir

Sugarplum Fairy

The Primitives

Johnny Thundersをジョニサンと呼んでいる音楽通のブログ

Johnny Thunders(2曲目)

Susan Cadogen

<歌詞>

It is the evening of the day
I sit and watch the children play
Smiling faces I can see
But not for me
I sit and watch
As tears go by
My riches can’t buy everything
I want to hear the children sing
All I hear is the sound
Of rain falling on the ground
I sit and watch
As tears go by
It is the evening of the day
I sit and watch the children play
Doin’ things I used to do
They think are new
I sit and watch
As tears go by

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