はじめに
この曲を聞くと確かに「夕方キュウリ捨てる(you’ve got the cutest little baby face)」と聞こえる。
というのはTVのタモリ倶楽部という番組の空耳アワーでエンディング曲として使われているというブライアン・ハイランド(Brian Hyland)の日本での61年のヒット曲「ベビ-・フェイス(Baby Face)」のこと。ただし本国ではシングルカットもされていない。
日本発売盤ジャケット
当時の日本ではブライアン・ハイランド(Brian Hyland)よりも田代みどりの日本語の歌が一般的だった。
そのオリジナルがブライアン・ハイランドだとずっと思い込んでいた。
しかし元々は20年代の古い曲を彼がカバーしてヒットさせたものだということがわかった。
彼の出世作である60年の「ビキニスタイルのお嬢さん」に曲調がそっくりでコーラスはそっくりそのまま使ってるところが本国では不評の原因かもしれないが、日本では受け入れられた。
ちなみに2つの曲のバックを歌う女性シンガーはトルディ・バッカーという。
日本で大ヒットしたブライアン・ハイランド(Brian Hyland)のバージョン
Brian Hyland(ブライアン・ハイランド)
日本だけでのヒットにしてはカバーが多い
このようにかなり多くの大物もカバーしている。
Paul McCartney
Dean Martin(TVショー)
Brenda Lee
Bobby Vee(1961年)
The Kinks(1972年)
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Bobby Darin(1962年)
Art Mooney Orchestra And Chorus(1948年)
Julie Andrews(ジュリー・アンドリュース)
Al Jolson
Jo Ann Castle(1961年)
Little Richard
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オリジナルは1926年?
さてブライアン・ハイランドのヒット曲で初めて知った人が殆どだと思うが、この曲のオリジナルは1926年まで遡ることとなる。
検索してみると意外と26年当時の録音と思われるジュディ・ガーランドをはじめ多くのアーティストのファイルがヒットしたので興味のある方は聞いてみることをお薦めする。
何度も繰り返しリバイバル・ヒットしたようだ。
詳細は不明であるが20年代のスタンダードナンバーであり、49年の映画「ジョルスンは再び歌う」で使われ、それを彼のヒット曲「ビキニスタイルのお嬢さん」と同じスタイルにアレンジしたもののようだ。
Judy Garland
Benny Davis(1926年)
The Savoy Orpheans(1926年)
‘Whispering’ Jack Smith(1926年)
Lou Gold Orchestra(1926年)
Jan Garber’s Orchestra(1926年)
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日本のカバー
日本語カバーも坂本九など多くの歌手が歌ったが田代みどりが定番。
田代みどり
本当は今でも耳に残っているヒット当時の若い彼女の歌声を聞きたいのだが、残念なことにこのようなものしかアップされていない。
山下敬二郎
<歌詞>
Baby Face
You’ve got the cutest little baby face
There’s not another one could take your place
Baby face
My poor heart is jumpin you sure have started somethin
Baby face,
I’m up in heaven when I’m in your fond embrace
I didn’t need a shove cause I just fell in love
With your pretty baby face
Baby Face,
You’ve got the cutest little baby face
There’s not another one could take your place
Baby face
My poor heart is jumpin you sure have started somethin
Baby face,
I’m up in heaven when I’m in your fond embrace
I didn’t need a shove cause I just fell in love
With your pretty baby face
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