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ブルーベリー・ヒル(Blueberry Hill)~Fats Domino

A--E(T)
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はじめに

 40年にヴィンセント・ローズ(Vincent Rose)によって書かれたこの曲は56年にファッツ・ドミノ(Fats Domino)が歌ってビルボード2位になったことでスタンダード・ナンバーとなった。オリジナルは41年にジーン・オートリー(Gene Autry)が映画の挿入歌として歌い、同年に録音されたグレン・ミラー(Glenn Miller)のバージョンが40年代では最も有名だった。歌詞は最後。

 ファッツ・ドミノは49年のルイ・アームストロング(Louis Armstrong)のバージョンを元にしたという。ファッツ・ドミノのカバーは彼最大のヒットとなり、世界中で500万枚以上のレコードを売り上げた。

 歌詞はとてもシンプルで、”thrill”、”hill”、”still”、”till”と韻を踏んでいる。こののんびりした感じはあの時代特有の懐かしさを感じさせるが、これでもオリジナルをアップテンポにして曲にパンチを加えたという。歌詞の内容は古典的な失恋ものだがファッツ・ドミノが歌うと余計な哀しさを全く感じさせない。

 この曲を自分が最初にが好きになったのは、ブレンダ・リーのバージョンである。ポップでビートの効いているブレンダ・リーのバージョンからこの曲に入ってるので、今回の調査で40年に作曲されて以来多くの歌手たちによって歌い継がれていることは初めて知った。当時既に日本でもスタンダードナンバーとして日本の歌手が何人も歌っていたような記憶がある。

オリジナル 1941年

Gene Autry(ジーン・オートリー)

Gene Autry (Blueberry Hill) 1941

Glenn Miller(グレン・ミラー) 1940年 ボーカルRay Eberle

Glenn Miller – Blueberry Hill (Billboard No.10 1940)



ファッツ・ドミノ

ファッツ・ドミノのプロフィール

 1928年2月26日ルイジアナ州ニューオーリンズに生まれ、ロックンロール黎明期50年代後半から60年代初期のアメリカで最も売れた黒人歌手の一人である。日本ではそれに比べ知名度は低い。

 7歳の時、年の離れた義理の兄ハリソン・ヴェレットからピアノを習い始めた。彼のピアノ・スタイルはブギ・ウギ・ピアニストのアルバート・アモンズ・ミード・ルクス・ルイスの多大な影響を受け、特に3連符を多用するスタイルはリトル・ウィリー・リトルフィールドから影響を受けた。

 ファッツ・ドミノは作曲家で、ブルース調ピアニストでもあり、ストライド奏法とブギウギの影響を受けた独自のスタイルが好評で白人からも支持された。愛すべき太っちょの巨体、愛嬌のある笑顔、軽やかに鍵盤を叩く指先、甘く親し気な高めのバリトンの声、揺れる巨体とブギウギのリズム、そのどれもが愛情に満ちた印象になって、ロックンロールの良き時代を伝えている。

 特筆すべきは彼こそがニューオーリンズ独特のサウンドを持ち味にしていたことであり、ニューオーリンズの歴史と文化の伝道者であったことだ。

 1949年インペリアル・レコードより”Detroit City Blues”でデビュー。そのB面に収録された”The Fat Man”がR&Bチャート2位の大ヒットを記録。インペリアルには1963年まで在籍し、デイヴ・バーソロミュー(Dave Bartholomew)のプロデュースと共作のもと、数多くのヒットを世に送り出し、1986年にはロックの殿堂入りしている。

 ファッツ・ドミノの成功を語る時に忘れてはいけない人物がいる。ファッツ・ドミノがインペリアル・レコードと契約した時、もう一人契約した人物がいる。トランペット奏者であり、ソングライターであり、プロデューサーでもあったデイヴ・バーソロミューである。

 彼こそが最初のヒット”The Fat Man”以来ファッツ・ドミノを陰で支えた功労者であり、ロックンロールへ多大な貢献をした。ロイド・プライスの”Lawdy Miss Clawdy”、スマイリー・ルイスの”I Hear You Knocking”、”One Night”、シャーリー&リーの”Let the Good Times Roll”など歴史にヒット曲のプロデュースを手がけている。デイヴ・バーソロミューもまたロックの殿堂入りを果たしている。

 ファッツ・ドミノの代表曲にはエルヴィス・プレスリーがカバーしたこの”Blueberry Hill”をはじめ1955年パット・ブーンと競作となり全米10位の”Ain’t That a Shame”、”Walking To New Orleans”、”I’m Walkin’”、”Blue Monday”など多数あり、ミリオンセラーになったのは実に23曲に及ぶ。この記録はエルヴィス、ビートルズに次ぐ大記録である。

 1963年インペリアルを離れABC・パラマウント・レコードに移籍したが、それまでとがらりと曲調の変わったカントリー、ホンキー・トンク系の音楽に変えさせられ、1964年からのブリティッシュ・インヴェイジョンとも重なり、完全にチャート・シーンから姿を消してしまう。

ファッツ・ドミノの歌声と映像

ファッツ・ドミノのジャケット
日本発売盤

Fats Domino(ファッツ・ドミノ) オリジナルのレコード音源

fats domino – blueberry hill

Fats Domino(ファッツ・ドミノ) ライブ映像

Fats Domino – Blueberry Hill (From "Legends of Rock 'n' Roll")

大ヒットとなったファッツ・ドミノのベースになった。Billboard Top 40のヒット。 Louis Armstrong(ルイ・アームストロング) 独特の味が素晴らしい

Louis Armstrong – Blueberry Hill

Little Richard(リトル・リチャード)

Little Richard – Blueberry Hill

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カバーセレクション

Brenda Lee(ブレンダ・リー) リズミカルなアレンジが良い感じ

Blueberry Hill – Brenda Lee

Elton John(エルトン・ジョン)

Elton John – Blueberry Hill (2007)

The Beach Boys(ビーチ・ボーイズ)

The Beach Boys – "Blueberry Hill"

Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン) 1970年ライブ音源

LED ZEPPELIN-"BLUEBERRY HILL"

Celene Dion snd Johnny Hallyday フランス新旧の組み合わせが面白い

" Blueberry Hill " – Celine Dion and Johnny Hallyday

Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)

まだエルヴィス節が確立する前のようで特徴がない歌い方になっている

Blueberry Hill – Elvis Presley

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日本のカバー

ジェリー藤尾

若い時の面影がわずかしか残っていないが彼の持ち歌だった

blueberry hill ジェリー藤尾

タイムファイブ&EVE

ブルーベリー・ヒル タイムファイブ&EVE UPG‐0094

<歌詞>

[Verse 1]
I found my thrill on Blueberry Hill
On Blueberry Hill, when I found you

[Verse 2]
The moon stood still on Blueberry Hill
And lingered until my dream came true

[Bridge 1]
The wind in the willow played
Love’s sweet melody
But all of those vows you made
Were never to be

[Verse 3]
Though we’re apart, you’re part of me still
For you were my thrill on Blueberry Hill

[Bridge 2]
The wind in the willow played
Love’s sweet melody
But all of those vows you made
Were only to be

[Verse 4]
Though we’re apart, you’re part of me still
For you were my thrill on Blueberry Hill

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