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バス・ストップ(Bus Stop)~The Hollies

A--E(T)
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はじめに

日本発売盤のジャケット

 63年英国でデビューしたホリーズの66年のヒット。作曲者は後に10ccの中心的メンバーになるグレアム・グールドマン(Graham Gouldman)である。

 68年4月には来日している。英国では他にもヒットがあるようだが、日本では一発屋の印象が強い。

 ところが今回調べてみるとかなりの実力派グループだったようである。



ホリーズ

プロフィール

 アラン・クラーク(Allan Clarke)とグラハム・ナッシュ(Graham Nash)の二人が学生時代にイギリスのマンチェスターでスタートさせた。その後3人が加わって5人となり、尊敬するアメリカのロックン・ローラー「バディ・ホリー(Buddy Holly)」の名前とクリスマスツリーに飾られた柊(ヒイラギ)の「Holly」からの2つにちなんで「ホリーズ」と名乗った。

 ホリーズの美しいコーラスは当時から評価が高く、メロディを歌うアラン・クラーク、高音のハモリが上手いグラハム・ナッシュ、そして低音を受け持つトニー・ヒックスの三声ボーカルに特徴があった。

 この頃のホリーズの魅力はメロディ優先主義の楽曲と初期のビートルズから直系の音作りであった。ビートルズと同じレコード会社に所属し、プロデューサーも人脈でつながっていた。もちろんホリーズのメンバーはビートルズのファンであり、尊敬もしていた。

 ビートルズのジョンとレノンが影響を受けていたエヴァリー・ブラザーズから当然ホリーズも影響を受けている。兄弟バンドとして卓越したハーモニーワークとメロディ優先主義を貫いたエヴァリー・ブラザーズのビートルズ的解釈のバンドといえる。

 イギリスでは63年に初トップテン入りのヒットを飛ばし、続いていくつかのトップテン入りヒットを順調に放ち65年には8枚目のシングル「I’m Aliv」で初めて全英1位を獲得する。

 こうしてイギリスではビートルズ、ローリング・ストーンズに次ぐ3番目に位置するグループへと成長するも、アメリカではなかなかトップテン入りのヒットが出なかった。そしてようやく日本でも大ヒットしたこの「Bus Stop」で全米トップテン入り(全米5位、全英5位)を果たした。

 このバス・ストップという曲は12枚目のシングルで彼らには珍しくフォーク・ロック風のアコースティック・サウンドに日本人好みのマイナー調哀愁のメロディーラインとサウンドが揃って日本でも大ヒットとなった。

 特にメロディーラインの構成が素晴らしい作品で、ほとんどがアコースティックギターだけでこのサウンドを創り出しているところが凄い。雨の日にバス停で見かけた女の子に傘をさしかけた事をきっかけに恋が始まるという歌詞の内容である。

 この他に彼らの全米トップテン入りしたのは日本では馴染みが薄いが、「Stop Stop Stop」(7位)、「Carrie Anne」(9位)、「Long Cool Woman In A Black Dress(喪服の女)」(2位)、「The Air That I  Breathe(安らぎの世界へ)」(6位)、「He Ain’t Heavy He ‘s My Brother(兄弟の誓い)」(7位)がある。

ホリーズの歌声と映像

The Hollies(ホリーズ)

Bus Stop- The Hollies – 1966

66年TV番組「Top Of The Pops」

The Hollies – Bus Stop (Top Of The Pops – June 1966)

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カバーセレクション

Graham Gouldman

作曲者のGraham Gouldman自身が自分のソロアルバムでオーケストラ風にアレンジして歌っている。

Graham Gouldman – Bus Stop (10cc)

The Herman’s Hermits

Bus Stop

Clifters 1989フィンランド語

CLIFTERS – Angelica. Sov. Jari Puhakka (Leikin varjolla, TV2)
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日本のカバー

キャンディーズ

キャンディーズ – 08.バス・ストップ/Candies Live at Sabo-Kaikan 8

ピカソ

ピカソ Bus Stop

The Holliesの他の作品

 67年にリリースされた伝説的な2作、「Evolution(エヴォリューション)」(6月)、「Butterfly(バタフライ)」(10月)は当時商業的には完全な失敗であったが、今では絶賛され、この時代のロック史を代表する傑作とされている。

Evolution

Hollies – Evolution (1967) (UK, Psychedelic Pop)

当時はビートルズもその路線を目指したように、精神世界の描写をロックに追い求めた

Butterfly

The Hollies – Butterfly

 68年にはビートルズに習ってサイケ志向を強めるグラハム・ナッシュが脱退し、クロスビー・スティルス&ナッシュ(CS&N)を結成して活躍することとなる。それ以降のホリーズは74年に前述の「The Air That I  Breathe(安らぎの世界へ)」で世界的ヒットを記録するもののポップ路線一筋のバンドとなり音楽シーンに姿を見せる機会が減っていった。

 なおホリーズは2010年になってようやく「ロックの殿堂」入りした。




<歌詞>

Bus stop, wet day
She’s there, I say
Please share my umbrella
Bus stops, bus goes
She stays, love grows
Under my umbrella

All that summer we enjoyed it
Wind and rain and shine
That umbrella we employed it
By August she was mine

Every morning I would see her
Waiting at the stop
Sometimes she’d shop
And she would show me what she’d bought

Other people stared
As if we were both quite insane
Someday my name and hers
Are going to be the same

That’s the way the whole thing started
Silly but it’s true
Thinking of our sweet romance
Beginning in a dew

Came the sun
The ice was melting
No more sheltering now
Nice to think that that umbrella
Led me to avow

Every morning I would see her
Waiting at the stop
Sometimes she’d shop
And she would show me what she’d bought

Other people stared
As if we were both quite insane
Someday my name and hers
Are going to be the same

Bus stop, wet day
She’s there, I say
Please share my umbrella
Bus stops, bus goes
She stays, love grows
Under my umbrella

All that summer we enjoyed it
Wind and rain and shine
That umbrella we employed it
By August she was mine

 


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