カレンダーガール(Calendar Girl)|ニール・セダカ

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はじめに

 61年ニール・セダカ(Neil Sedaka)の全米4位のヒット曲。この曲も作詞のハワード・グリーンフィールドとのコンビでニール・セダカの作曲。

 原題は「Calendar Girl」、邦題は「カレンダーガール」

 日本でも星加ルミ子訳詞、ダニー飯田とパラダイス・キング(メインボーカルは坂本九)の歌唱で大ヒット

 「今週のベスト・テン」において、1961年4月から8月にかけてランクイン、5月にベスト・ワンに輝くと8週連続トップに輝きニール・セダカとしては『恋の片道切符』以来の爆発的な大ヒットになった。

カレンダーガールとは

 シナトラやドリス・デイなどの大人のスタンダード的なポップスに対してニール・セダカやコニー・フランシスの登場により、どちらかといえばローティーン向けの能天気な楽曲が多くなって、ポップスのターゲットが低年齢とへ進んでいくことになる。 (悪く言えば幼稚化)

 カレンダーのピンナップ・ガールといえばちょっとセクシーなモデルを想像してしまうが、歌詞にもあるように16歳の可憐な女の子のようで、これもまさに低年齢狙いなのだろう。

 戦後アメリカの大衆文化である「ピンナップ」に取材したもので、カレンダーの理想の恋人であるピンナップ・ガールのようなセクシーな恋人との明るい恋愛を歌ったもの。あるいは単純に空想の世界での願望としての恋愛感なのかもしれないが、1950年代後半から1960年代初めの、時代の気分を作品にしたニール・セダカの豊かな感性が素晴らしい作品。

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Neil Sedaka(ニール・セダカ)

プロフィール

 ニール・セダカ(Neil Sedaka)はアメリカのロックンロール、ポップスの歴史に大きな足跡を残しているシンガー・ソングライター。

 1960年代のブリティッシュ・インヴェイジョン(The British Invasion)によりアメリカの50年代のロックンロール、ポップスは大きく影響を受けた。

 これにより既存のロックンロール、ポップスの歌手は一時代前の流行として、急激に人気を失っていった。

新しい世代の音楽ーポップス

 第二次世界大戦後の1950年代は、祖国に帰還した若い従軍兵士たちが新しい価値観を持って社会に影響を及ぼした時代で、それらの人たちが新しい音楽であるロックンロールを世代の音楽として流行させた。

 1958年にNeil Sedaka(ニール・セダカ)がコニー・フランシスに提供した 「 間抜けなキューピッド ( Stupid Cupid ) 」 が14位のヒットとなり注目される。

 同年にRCAレコードとソロ歌手として契約を結び 「 恋の日記 ( The Diary ) 」 (14位) ・「 おゝ・キャロル 」 (9位) ・ 「 カレンダー・ガール 」 (4位) ・ 「 すてきな16才 」 ・ 「 小さい悪魔 」 (全米11位) ・「 悲しき慕情 ( Breaking Up Is Hard To Do ) 」 (1位) ・ 「 可愛いあの娘 ( Next Door To An Angel ) 」 (6位) などをチャート・インさせ、ポール・アンカと並ぶ、誰もが忘れられない全米のオールディーズ・トップアイドルとなった。

 それからのニール・セダカはシンガーとしてもソングライターとしても大活躍する事となる。

 この時期の彼は日本での人気もとても高く、日本だけのヒット曲としては 「 恋の片道切符 」 ・ 「 悲しきクラウン 」 ・「 恋の一番列車 」他多数。

ブリティッシュ・インヴェイジョン

 1960年代は戦後のベビーブーマー世代がティーン・エイジャーとなり、新たな音楽として好んだのが、より複雑となったロックンロールであるブリティッシュ・ロックだった。その結果ブリティッシュ・インヴェイジョンによって多くのロックンローラーやポップス歌手がその人気を失った時代が1960年代だった。

 ニール・セダカは、ブリティッシュ・インヴェイジョン前の1960年代を代表するシンガー・ソングライターだが、その豊かな才能を以ってしても、長い間ナツメロ・シンガーとして受け取られることになった。

 しかし本国アメリカとは別に、日本やイギリスでは彼の明るく健康的なメロディ・ラインは変らぬ人気を維持した。彼は日本の歌謡曲を多く作曲し、日本のポップスに貢献した人でもあった。

 不遇の時代を迎えたニールにとって比較的温かかったイギリスに活動の場を移し、地道に音楽活動を続けていた。そんなニールがやがて復活の日を迎え米国に凱旋したのが、「雨に微笑みを」の大ヒットだった。

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ニール・セダカの動画

Neil Sedaka(ニール・セダカ) オリジナル

ミュージックビデオ版

カバーセレクション

Petula Clark – 仏題Tout Au Long Du Calendrier (Calendar Girl)

Sylvie Vartan – 仏題Tout au long du calendrier (Calendar girl) – 1962

Sven-Ingvars Kvartett 1961 スウェーデンのグループ

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日本のカバー

 日本語カバーを歌って人気が出た坂本九をとても好きだった。

 素敵なタイミング・悲しき60歳等毎週TVで見ていた。森山加代子とのコンビが懐かしい。

坂本九 ヒットアルバム 37:01から

サーカス

西田ひかる(2曲目)

<歌詞>

I love, I love, I love my calendar girl
Yeah, sweet calendar girl
I love, I love, I love my calendar girl
Each and every day of the year

(January)
You start the year all fine
(February)
You’re my little Valentine
(March)
I’m gonna march you down the aisle
(April)
You’re the Easter bunny
When you smile

Yeah, yeah
My heart’s in a whirl
I love, I love, I love my little calendar girl
Every day (every day)
Every day (every day)
Of the year (every day of the year)

(May)
Maybe if I ask your dad and mom
(June)
They’d let me take you to the junior prom
(July)
Like a firecracker
I’m aglow
(August)
When you’re on the beach you steal the show

Yeah, yeah
My heart’s in a whirl
I love, I love, I love my little calendar girl
Every day (every day)
Every day (every day)
Of the year (every day of the year)

Whoo!

Yeah, yeah
My heart’s in a whirl
I love, I love, I love my little calendar girl
Every day (every day)
Every day (every day)
Of the year (every day of the year)

(September)
I light the candles at your sweet sixteen
(October)
Romeo and Juliet on Halloween
(November)
I’ll give thanks that you belong to me
(December)
You’re the present ‘neath my Christmas tree

Yeah, yeah
My heart’s in a whirl
I love, I love, I love my little calendar girl
Every day (every day)
Every day (every day)
Of the year (every day of the year)

I love, I love, I love my calendar girl
Yeah, sweet calendar girl
I love, I love, I love my calendar girl
Yeah, sweet calendar girl

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