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夢のカリフォルニア(California Dreamin’)~The Mamas And The Papas

A--E(T)
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はじめに

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 65年に結成されたママス&パパスのデビューシングルでいきなり全米4位の大ヒットとなった曲。当時のロック・シーンで十代から二十代前半が主な聴衆であった時に、その名前の通り新しいかっこいい大人のイメージを持って乗り込んできたのがママス&パパスであった。

 長身でヒゲの似合う哲学者風のジョン・フィリップス。その奥さんでハリウッド女優みたいに美人のミシェル・ギリアム。ハンサムで気さくそうなデニス・ドハティ。そしてふくよかな体つきで包み込むように優しい声のママキャス・エリオット。

 四人のメンバーのうち三人は既に鬼籍に入っているが、ただ一人生き残っているミシェル・ギリアム(フィリップス)はその美貌を活かして70年代から女優として再スタートを切った。数作品の映画に出演した後、主な舞台をTVドラマに移した。「新スタートレック」やマイケル・J・フォックスの「スピン・シティ」の他、「デスパレートな妻たち」、「ビバリーヒルズ高校白書」など日本でも有名なドラマに多数出演している。ジョン・フィリップス(2001年没)デニス・ドハティ(2007年没)ママキャス・エリオット(1974年没)

 デニスとミシェルの不倫騒動等人間関係のドロドロでこのグループの活動期間は短命に終わった。

 もともとこの曲はリーダーのジョン・フィリップスがママス&パパス結成前に在籍していたグループ「ニュージャーニーメン」のツアーでロザンゼルスを訪れた際、ライヴハウスでミシェル・ギリアムというハイスクールの学生と知り合ったことが発端になっている。ジョンに一目ぼれしたミシェルはその日のうちに一緒にニューヨークに行くことになった。

 二人が結婚し、当時のグループの拠点であるニューヨークに帰ってきた時、新妻ミシェルが「暖かいロサンゼルスが恋しい」と呟いたことから、ジョンがこの曲を書いたのである。そして昔からの友人であった「バリー・マクガイア」(ベトナム戦争を批判したため放送禁止になったにも関らず全米1位になった「明日なき世界」でデビューした)の家に転がり込み、バックバンドの仕事をしながら彼のレコーディングにも参加した。この曲も世話になったお礼にと、最初はバリー・マクガイアがリードヴォーカルでレコーディングされたが、翌日プロデューサーがやはり彼らに歌わせようと言い出してこの名曲が生まれた。

 後に「そして音楽が始まる」というTV番組でミシェルはこの時のことを詳しく語っている。

友達はニューヨークは寒いからウールを着ていった方ほうがいいとアドヴァイスしてくれたけど、私はまだネンネみたいでその意味がわからず、袖無しのウールのドレス一枚で冬のニューヨークで寒さに震えていたの。ある夜モーテルの一室で寝ていると夜中にジョンが『曲ができたから起きてくれ』といって起こされ、一緒に曲作りを手伝ったわ。それが『California Dreamin’』だったの。



 1965年といえばロックがある意味最も「平和」だった時代、この曲のヒットは人々にカリフォルニアへの憧れを募らせるに十分だった。アメリカで空前のカリフォルニア・ブームが沸き起こり、若者達によってフラワー・ムーブメントが花開き、後にサイケデリック・ロックへもつながっていくことになる。この「カリフォルニア幻想」に終止符を打とうとしたのが「最後の楽園なんて何処にも無いんだ」と唄ったEAGLESの76年の名盤「HOTEL CALIFORNIA」であったが、その「幻想」を作り上げた一因がこの名曲であった。

 こうして彼らの活躍は、フォーク・ロックというジャンルをポップスとして全米に広めただけでなく、シーン全体の中心的役割を果たしていたと言われている。また花飾りを身につけて西海岸を目指したヒッピー達の先駆者であり、ヒッピー・カルチャーやフラワー・ムーブメントの火付け役でもあった。また忘れてならないのは67年にロック史上重要な意味を持つ最初の野外ロックコンサートであるモンタレー・ポップ・フェスティバルのプロデュースである。

 ジョン・フィリップスが他のアーティストに提供した名作がいくつかある。以前所属していたグループの前身にいた「スコット・マッケンジー(Scott Mckenzie)」には大ヒット曲「花のサンフランシスコ」。そのスコット・マッケンジーと共作でビーチ・ボーイズにココモ(Kokomo)(88年全米1位)を提供している。後者はトム・クルーズ主演の映画「カクテル(Cocktail)」の主題歌になっている。

ファーストアルバム「IF YOU CAN BELIEVE YOUR EYES AND EARS」のジャケット写真

このアルバムには全米4位の「夢のカリフォルニア」の他に全米1位を獲得した「マンデー・マンデー」も収録されている。カバー曲も凝ったアレンジでその完成度の高さは現在も評価が高い。

 
日本発売の45回転ドーナツ盤ジャケット写真

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オリジナル

The Mamas And The Papas(ママス&パパス)

The Mamas & the Papas – California Dreamin'

カバーセレクション

The Beach Boys

"California Dreamin" The Beach Boys

Sia

Jose Feliciano(ホセ・フェリシアーノ)

José Feliciano – California Dreamin'
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Scala & Kolacny Brothers

Scala & Kolacny Brothers: California Dreamin'

Melanie Safka(メラニー・サフカ)

日本では知名度が低いフォークロックシンガーだがかなりの名唱。

Melanie – California Dreaming

The Seekers(シーカーズ)

The seekers California dreamin

Bobby Womack

Bobby Womack california dreaming



ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)のギター

Wes Montgomery / California Dreaming

サックス&フルート奏者のバド・シャンク(Bud Shank)

オリジナルのママス&パパスのバージョンで関りを持っていて、1コーラスを終え2コーラスに入る間奏部分でフルートを奏でている。

Bud Shank – California Dreamin'

Diana Krall

Diana Krall – California Dreamin'

ベンチャーズ

夢のカリフォルニア'66 California Dreamin'66 The Ventures!! 【Live】

カーペンターズ(The Carpenters)

Carpenters "California Dreamin' "

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日本のカバー

キャンディーズ(英語)

キャンディーズ ・ 夢のカリフォルニア

麻丘めぐみ(日本語)

麻丘めぐみ 「夢のカリフォルニア」

ワイルドワンズ

ワイルドワンズ 夢のカリフォルニア
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下記の歌詞の内容からストーリーをまとめるとこうなる。

ニューヨークの冬は凍てつくように寒く、見上げる空はどんよりと曇り、街路樹の葉っぱはすべて茶色く枯れている。もしも自分が今カリフォルニアにいたら、どんなにか暖かく心地好い事だろう。気晴らしに散歩に出かけてはみたものの、寒さにはどうしても勝てない。ふと目に飛び込んできた教会で少しでも暖を取ろうと中へ入ったところ、そこも冷え冷えとしているのだった。間の悪いことに、そこには牧師がいる。元来牧師というものは、寒さが平気なんだろうか。こちらは「寒くて入らせてもらいました」とも言えず、形だけ祈りをささげるポーズをとってみる。心は太陽が降り注ぐカリフォルニアへと飛んでいく・・・・・。

ある日の夜、曲作りの着想を得ようとニューヨークのアパート周辺をブラブラ歩いていたジョンは、夜の散歩の途中で曲の出だしのフレーズを思いついた。歌詞の中に登場する「とある教会(a church)」は、信心深いミシェルがニューヨーク在住中に足繁く通ったセント・パトリック聖堂がモデルと言われている。




<歌詞>

All the leaves are brown
(All the leaves are brown)
And the sky is gray.
(And the sky is gray).
I’ve been for a walk
(I’ve been for a walk)
On a winter’s day.
(On a winter’s day).

I’d be safe and warm
(I’d be safe and warm)
if I was in L.A.
(If I was in L.A.)
California dreamin’
(California dreamin’) on such a winter’s day.

Stopped in to a church I passed along the way.
Well I got down on my knees
(got down on my knees)
And I pretend to pray.
(I pretend to pray).
You know the preacher lights the coals.
(preacher lights the coals).
He knows I’m gonna stay.
(knows I’m gonna stay).
California dreamin’
(California dreamin’) on such a winter’s day.

(Bridge)

All the leaves are brown
(All the leaves are brown)
And the sky is gray.
(And the sky is gray).
I’ve been for a walk
(I’ve been for a walk)
On a winter’s day.
(On a winter’s day).

If I didn’t tell her
(If I didn’t tell her)
I could leave today.
(I could leave today).
California dreamin’ (California dreamin’)on such a winter’s day,
California dreamin’ on such a winter’s day,
California dreamin’ on such a winter’s day.

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