はじめに
この曲と同じ題名で別の曲がいくつかある。サザンにもあるし、他にもいくつかあるようだ。しかし今回取り上げるのはミーナ(Mina)が歌ってヒットした曲である。ミーナは今まで「月影のナポリ」や「砂に消えた涙」で取り上げている。
ミーナ(Mina)は今でもイタリアではトップスターの座にあるようだが、78年のコンサートを最後に一切TV出演等人前に出ることはなくなり、年に1,2枚のアルバム制作活動のみとなっている。
ミーナの曲として知られるこの曲はフランスのシンガー・ソングライター、ニノ・フェレール(Nino Ferrer)の63年の作品である。フランス語の題名は「C’est Irreparable」同じくフランス語でダリダも歌っている。今回初めて聞いたのだがミーナのバージョンには無い別の味があって好きになった。
オリジナル(フランス語)「C’est Irreparable」
ニノ・フェレール(Nino Ferrer) 作者自身の歌唱
ニノ・フェレールは’60年代の中ごろからロックン・ロール調の曲を歌い活躍していた。彼もこの『別離(わかれ)』を自らの作詞でフランス語で歌っている。BEL-AIRに録音した最初の録音がミーナの録音のようなジャズ風のアレンジですばらしいのだが未だにCD化はされていない。バックもジャック・リューシェ・トリオが行っている
あまり知られていない貴重な作者自身のオリジナル。フランス語の素養が無い僕には無理だがこれを聞いてると僕も是非フランス語で歌いたいと思える歌唱である。
Nino Ferrer – 「C’est Irreparable」
ダリダも歌っている
Dalida – 「C’est Irreparable」
イタリア語「Un anno d’amore」
この曲を65年にイタリア語でミーナが題名「Un anno d’amore」として歌ったのが大ヒットとなり、日本でも越路吹雪がカバーした。当時日本では越路吹雪の持ち歌として広く知られた。僕もミーナのバージョンが元歌だと知ったのはかなり時間が経過してから。
Minaの大ヒットが日本に伝わった
イメージ写真スライドショーのバックにミーナのオリジナルが流れる
迫力のある目線に圧倒される映像
日本語バージョン
Mina と Dalidaの歌をつなぎ合わせているが、そもそも曲調がまるで異なるので企画が成功したとは言えない。
Mina と Dalida
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