はじめに
ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)は既に「悲しき片思い」で取り上げた。
当時14歳だったイギリスの女性歌手ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)が1961年に出したデビュー・シングル。
楽曲を書いたのはジョン・シュローダーとマイク・ホーカー。
この曲の録音は後にビートルズで有名になったアビー・ロード・スタジオで行われた。
原題は「Don’t Treat Me Like a Child」、邦題は「子供じゃないの」
ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)がITVの音楽番組『Thank Your Lucky Stars』に出演したことをきっかけに、レコードの売り上げが跳ね上がり、全英シングルチャートで最高3位に達し、他のヨーロッパ諸国でもおおむね好評を得た。
デビュー・シングル盤ジャケット
日本発売盤盤ジャケット
堂々たる歌いっぷり
年齢的にはアイドル歌手なのに、まるでベテラン歌手のような堂々たる歌いっぷり。
押しの強そうな、ある意味太い声というか。かなりのインパクト。まさに子供じゃないの。
当時‘The Little Girl With The Big Voice’と言われていたのも納得。
キュート、プリティーといったアイドル的なイメージは全くない。
学校では「Foghorn”(太くて濁った声)」というあだ名をつけられた。
デビュー当時
子供じゃないのーオリジナル音源 ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)
ヘレン・シャピロ(Helen Shapiro)
この曲の後に全英1位を2曲続ける
第2弾スローバラード 「 悲しき片想い ( You Don’t Know ) 」 、 第3弾 「 夢見る恋 ( Walking Back to Happiness ) 」と連続して史上最年少記録となる全英No1を獲得。
ポップスターのトップとしての位置を確立し、61年、62年には2年続けてイギリス最優秀女性シンガーに選ばれ、63年2月2日のイギリス公演では、デビューして間もないビートルズが彼女の前座を勤めた
若くして大成功を得たが、その分早くに、ダスティ・スプリングフィールドなどの、後続女性歌手に人気を譲ることにもなり、1961年の大ブレーク以降、彼女のレコード・セールスは伸び悩んだ。
しかし、彼女の歌唱力はイギリス女性歌手としてはトップクラスであることは長く認識されていた。それは1966年の「Forget about the bad things」などの曲を聴けば分る。その点において、ヘレン・シャピロはただの流行に乗って一時の人気者になった歌手ではない。
カバーセレクション
Jean Campbell
Daimi
日本で大ヒット
ヘレン・シャピロの日本盤シングルは、「悲しきかた想い」(You Don’t Know) をA面とし、B面に「子供じゃないの」が収められた。
日本では、漣健児こと草野昌一がいち早くこの曲の権利を確保して、原曲の歌詞に必ずしも縛られない自由な日本語詞を訳詞として「子供ぢゃないの」を書き、実弟の草野浩二がディレクターを務めた弘田三枝子の1961年のデビュー曲とした。
曲名の表記は、後に「子供じゃないの」に統一された。
シングルB面には、「悲しきかた想い」が収められた。
弘田三枝子 レコード音源「子供ぢゃないの」
弘田三枝子の整形前のものはアップされてもすぐに削除され、残っているのは整形後でナツメロとして歌ってるものしかない。
ということであれだけ日本人歌手が競ってカバーしていたのにここでは紹介できない。
追記:アップされた
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<歌詞> 英語原詩
Well just because I’m in my teens
And I still go to school
Don’t think that I dream childish dreams
I’m nobody’s fool
Don’t mother me that makes me wild
And please don’t treat me like a child
Its often said that youngsters
Should be seen and not be heard
But I want you to realize
That’s quite absurd
Don’t wanna be so meek and mild
So please don’t treat me like a child
Gonna be my own adviser
Cause my minds my own
Then I will be much the wiser
My own point of view has got to be known
The best years of my life
I know are those when I am young
And since I’m sure that this is so
Gonna have my fun
So if I feel like running wild
Well please dont treat me like a child
Gonna be my own adviser
‘Cause my minds my own
Then I will be much the wiser
My own point of view has got to be known
The best years of my life I know are those when I am young
And since I’m sure that this is so
Gonna have my fun
So if I feel like running wild
Well please don’t treat me like a child
Don’t ever treat me like a child
Songwriters
<歌詞> 日本語詩
ウェル 私はお茶目な ハイティーン
先生は駄目だと 言うけれど
お出かけするときはね
マッ赤なハイヒール
私もそろそろお年頃
おしろい口紅つけたいな
するとね みんなが ステキだって言うの
たまには イカした男の子と
腕くみ二人で 行きたいわよ
コーヒーのみに
すてきな人から さそわれて
ハートがドキドキ してきたら
それはね 恋でしょ もうなんでもわかるの
隣のおじさん ステキだけど
いまでもガムを 買ってくれるから嫌い
パパやママは いつまでも私のことを
子供と思っているけれど
外をね 歩けばほら みんながふりむくの
子供じゃないのよ
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