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悲しき足音(Footsteps)~スティーヴ・ローレンス(Steve Lawrence)

Artist(English)
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はじめに

スティーヴ・ローレンス(Steve Lawrence)が歌って1960年4月全米7位のヒットとなったのが「悲しきあしおと(Footsteps)」である。邦題は当初ひらがな表記であったが、その後は漢字表記の方が一般的に用いられるようになった。

このように再発売盤では漢字表記に変わっている。

 

 

 

 

”歌うジェントルマン”スティーヴ・ローレンス

歌うジェントルマンことスティーヴ・ローレンスはポップスの世界でヒットを飛ばしたことで、ポップ・シンガーのイメージが強いが元々はジャズ・シンガー志向だったという。1935年ニューヨーク・ブルックリン生まれのユダヤ系アメリカ人の歌手、ソングライター、俳優。また妻イーディ・ゴーメ(Eydie Gorme)とのおしどり夫婦ぶりは有名でデュオ(Steve and Eydie)でも多くの作品を残している。1954~1957年にはNBCのテレビ番組「スティーヴ・ローレンス・ショー」の司会者として人気を博した。

イーディ・ゴーメとおしどり夫婦

なおイーディ・ゴーメには日本でも「恋はボサノバ」がヒットしており、ここでも別途取り上げている。



軽快な曲調とは裏腹な歌詞の内容

♪フッステー フッステー♪と誰もが口ずさみたくなる日本でもお馴染みの軽快な典型的アメリカン・ポップスといえる。歌詞の内容はそれとは裏腹に悲しいのだが、この時期のアメリカン・ポップスはまだベトナムの影もなくビートルズ旋風が吹き荒れる前で聞いていてウキウキするこのような曲が主流であった。数多くの名作をヒットチャートに送り込んだ名作曲家バリー・マン(Barry Mann)の初期の傑作といわれている曲である。プロデューサーはポール・アンカの「ダイアナ」と同じドン・コスタ(Don Costa)で、アレンジャーも務めている。

作詞はハンク・ハンターで、その歌詞の概要は次のように悲しい。
「なぜ君は俺の元から去ってしまったんだ。今は淋しくて死んでしまいそうだ。涙がこぼれ落ちると玄関を出て行く君の足音が聞こえてくるんだ。」

名作曲家バリー・マンとスティーヴ・ローレンスの縁は一方ならぬものがあり、この曲に続いて「Come Back Silly Girl」、「Girls,Girls,Girls」、「Hansel And Gretel(Hold Back The Dyke)」、「Don’t Be Afraid,Little Darlin’」などの楽曲を提供している。
そればかりか彼の妻イーディ・ゴーメに対しても彼女の最大のヒット曲となる「恋はボサノバ」を提供しているのもバリー・マンなのである。

 

若者相手のポップスを歌うのは本意ではなかったが

スティーヴ・ローレンスはキング、コーラル、ABCパラマウント、ユナイテッド・アーティスツ、コロンビアとレコード会社を転々と渡り歩いたが、この曲はABCパラマウント在籍時のヒット曲である。

既述のようにスティーヴ・ローレンスは大人の歌手として歌いたかったようで、この曲のようなティーン・ポップをあまり歌いたがらなかったらしい。ところが皮肉なことに日本では殆どこの1曲のみで名前が残っているといっても過言ではないだろう。

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スティーヴ・ローレンスの歌声と映像

スティーヴ・ローレンス(Steve Lawrence)

Steve Lawrence- Footsteps (Doo wop)

日本でヒットしたのはこの1曲だけだが、米国では他にも何曲かヒットさせている。デビューは1955年と比較的古いがヒットに恵まれず、ようやく57年ごろからヒットが出始めた。

1957年 Party Doll  全米5位
1959年 Pretty Blue Eyes 全米9位
1960年 Footsteps 全米7位
1961年 Portrait Of My Love 全米9位
1962年 Go Away Little Girl 全米1位

日本では全くヒットしなかったがスティーヴ・ローレンスの米国での最大のヒット(ジェリー・ゴーフィンとキャロル・キングの作品)
この曲ではすっかり大人の歌そのものになっていて、アンディ・ウィリアムス・タイプの大人の感じがする。

Go Away Little Girl(かなわぬ恋)

Go Away Little Girl-Steve Lawrence

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日本で大ヒット

日本では1961年の年間ベスト20の19位にランクされるヒットとなった。日本語のカバーもダニー飯田とパラダイスキング(パラキン)の佐野修のバージョンや飯田久彦のバージョンが記憶に残っている。当時からこの曲は好きだったのだが、パラキンの佐野修が「電話でキッス」と双璧を成す甘ったるいにやけた笑顔で歌っているのを見るのが気持ち悪くて取り上げるのが遅くなってしまった。

ダニー飯田とパラダイスキング(佐野修)

佐野修・パラキン 悲しきあしおと 1961 / Footsteps

弘田三枝子

悲しき足音/弘田三枝子

竹内まりや

竹内まりやのカバー・アルバム(2003年10月リリース)「Longtime Favorites」にこの曲も収録されている。オリジナルに遜色ない仕上がりで必聴に値する

竹内まりや

6曲目14:30くらいから始まる

Mariya Takeuchi – Longtime Favorites (2004)

「悲しきあしおと」がつなぐ竹内まりやとスティーヴ・ローレンスやドン・コスタとの不思議な縁については以下に詳しい。

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<歌詞>

Why did you say goodbye to me
Now I’m as lonely as could be
And as I feel a teardrop fall
I hear your footsteps down the hall
Walkin’ away from me

Why did you say goodbye
Why did you make me cry
Now, every day I wonder why
Why, oh why, oh why, oh

Footsteps, footsteps
Footsteps, footsteps

You’re such a haunting memory
I pray that you’ll come back to me
But as I say my evening prayers
I hear your footsteps on the stairs
Walkin’ away from me

Why did you say goodbye
Why did you make me cry
Now, every day I wonder why
Why, oh why, oh why, oh

Footsteps, footsteps
Footsteps, footsteps
Footsteps, footsteps
Footsteps

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