【イントロが全て】恋の売り込み|【人気子役】エディ・ホッジス

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はじめに

 当時まだ14歳だったエディ・ホッジス(Eddie Hodges)が61年に放ったデビューヒット曲。全米12位までいった。

 原題は「I’m Gonna Knock On Your Door」、邦題「恋の売り込み」

 作ったのは「Aaron Schroeder/Sid Wayne」で、1959年に「アイズレー・ブラザーズ」という黒人トリオが唄った曲がオリジナル。

 イントロは印象的なドアのノック音とベルの音。この効果的なアイデアで、まずは聞く者の耳を引き付ける。

 デートに誘う女の子に、「外に出てくるまでノックして、ベルを鳴らして、窓を叩き続けるぞ!」と言っている。

 エディ・ホッジスは名門ケイデンスからデビューし、この曲は1961年6月リリース、1961年8月全米12位のヒット。

 日本でも伊東ゆかりの日本語カバーが大ヒットした。他の歌手もこぞって歌っていたように記憶している。

 曲調も典型的なオールディーズで軽やかで楽しい。根拠がある訳ではないが当時ポップス小僧だった自分の印象としては、全米12位というよりはるかに大きなヒットであったように思う。TV&ラジオで様々なバージョンのこの曲がいつも聞こえてきた。

日本発売盤1962年

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エディ・ホッジス(Eddie Hodges)

 1947年3月5日 アメリカ・ミシシッピー州ハッティースバーグ ( Hattiesburg ) 生まれ。

 1957年、ブロードウェイミュージカルの子役募集に応募し、俳優としてデビュー。

 ダメ親父フランク・シナトラの健気な一人息子役として1959年「波も涙も暖かい ( A Hole In The Head) 」 で好演し 、翌1960年の 「 ハックルベリー・フィンの冒険 ( The Adventures of Huckleberry Finn ) 」、 1961年 「 野望の系列 ( Advise And Consent ) 」、「 サマー・マジック ( Summer Magic ) 」 などの映画でも好演して人気を集めた。

 「波も涙も暖かい」ではシナトラと主題歌“High Hopes”を堂々とデュエットした

 レコード界へはアイズレー・ブラザーズ ( The Isley Brothers ) が1959年に発表した、「 I’m Gonna Knock On Your Door 」 を、1961年にカバーしてデビュー。(全米12位)これが大ヒットして、わずか14歳で世界中にその名をとどろかせた。

 日本では 「 コーヒーデイト (Mugmates) 」 もヒット。 その他に 「 恋する乙女 (GIrls Girls Girls) 」、

恋の盗賊 ( Bandit Of My Dream ) 」 など明るく楽しいポップ曲を提供した。

 1962年にはコロムビア、1964年にはMGM、1965年にはオーロラにと移って活動は続いたが、大ヒットする曲には巡り合えなかった。

 1965年、オーロラでの2枚目のシングル 「 New Orleans ( ニューオーリンズ ) 」 がスマッシュ・ヒットしたが、もう往時の人気を回復するまでにはいかなかった。

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オリジナル

 この曲のオリジナルはアイズレー・ブラザーズの59年の曲であることはあまり知られていない。

The Isley Brothers

エディー・ホッジスの大ヒット

Eddie Hodges(エディー・ホッジス)

この曲にはアンサー・ソングがあった

 ダニー・リンが唄った、ダニーからエディへのアンサー・ソング

『今 出て行くからもう 呼び鈴を 鳴らさないで
窓も もう 叩かないで
こんなに月が明るい夜だもの
今 出て行くわ だって エディと 一緒にいたいんだもの』

 と歌っている。

Dani Lynn(ダニー・リン) – I’m Gonna Come To The Door

Eddie Hodges日本独自のヒット曲

 米国ではさっぱりだったが日本では何故か62年にヒットした

コーヒーデイト

カバーセレクション

The Pete Best Four(ピート・ベスト・フォー)1964年

 4人組男性ロックバンド

Perla Adea(ペルラ・アデア)1971年

Neil Reid(ニール・リード)1972年

「ママに捧げる詩」で大旋風を巻き起こした少年歌手

Billy Crash Craddock(ビリー・クラッシュ)1972年

 カントリー系の歌手

Jimmy Osmond(ジミー・オズモンド)1974年

 当時11歳だったジミーの声

The Mushroams & Susanne Weber

日本語のカバー 東京事変他

 日本ではあらかわひろしの訳詞で伊東ゆかりが歌ったものが大ヒットとなったのが1963年。

伊東ゆかり

東京事変

MAX FACTOR CM(86年ダイアン・レイン)

<歌詞>

I’m gonna knock on your door, ring on your bell
Tap on your window too
If you don’t come out tonight when the moon bright
I’m gonna knock and ring and tap until you do
I’m gonna knock on your door, call out your name
Wake up the town, you’ll see
I’m gonna hoot and howl like a lovesick owl
Until you say you’re gonna come out with me
BRIDGE:
Hey little girl, this ain’t no time to sleep
Let’s count kisses ‘stead of countin’ sheep
How, how can I hold you near
With you up there and me down here
REPEAT VERSE 1

<日本語歌詞>   詞 : あらかわひろし

I’m gonna knock on your door
Ring on your bell 出ておいでよ
月の明るい秋の夜は
家にいるのが惜しいのよ

I’m gonna knock on your door
Ring on your bell 窓の外よ
早くあなたが出て来なきゃ
街中起きちゃうじゃないの
*
静かに眠る通りは私達だけのものよ
さあ甘いデートがあなたを待っている

I’m gonna knock on your door
Ring on your bell 出ておいでよ
出て来るまではいつまででも
ドアをトントントントン
ベルをリンリン  *

I’m gonna knock and ring and tap
And knock and ring and tap
And knock and ring and tap
And knock and ring and until you do

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