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シバの女王(La Reine De Saba)~Raymond Lefevre

Artist(English)
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はじめに

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 レーモンルフェーブル楽団の演奏であまりにも有名な名曲。これは演奏だけだがサビの部分になると自然に「私は貴方の愛の奴隷♪」という歌詞が思わず口に出てくるほど数え切れず聞いた。ポールモーリアのもあるが圧倒的にこっちが定番。

レーモンルフェーブル(Raymond Lefevre)

 フランスの編曲家、指揮者、作曲家、ピアニスト、フルート奏者。イージーリスニング界の第一人者として有名。特に日本では、キングレコードを発売元としていた時期に、ポール・モーリアの「ラブ・サウンドの王様」に対して、「ラブ・サウンドのシャルマン」がキャッチフレーズとして使用された。

 ミシェル・ローランが作詞・作曲した甘美なメロディをレイモン・ルフェーヴルがストリングス風にアレンジして一層際立つ名曲に仕立て上げた。これによってレイモン・ルフェーヴル楽団は、前年から『恋はみずいろ』で脚光を浴びていたポール・モーリア楽団と共に二大巨頭と称され、日本におけるインストゥルメンタル・ブームに火がつくことになった。

 この曲はルフェーヴルの他にもポール・モーリア楽団、レイモンド・ポリシア楽団、ヘラルド・ウィンクラーのギター、カラベリ・グランド・オーケストラ、更にはタンゴ風にアレンジしたマランド楽団などで激しく競合したが、結果的にはレイモン・ルフェーヴル楽団には及ばなかった。日本では1969年5月から8月にかけて大ヒットしている。

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プロフィール

 フランスのカレーに生まれる。マルセル・モイーズに師事したパリ音楽院の学生時代に、学費捻出のため演奏していたダンスホールでジャズに傾倒、プロ・ミュージシャンとして活動を始める。パリ音楽院でピアノとフルート(フルートはマルセル・モイーズに師事していた)を学び、首席で卒業している。当初はクラシックのフルート奏者になるのが夢だった。

 1950年に当時のフランス・ジャズ界の名クラリネット奏者ユベール・ロスタンと知り合い、その楽団にピアニストとして参加、翌年にはベルナール・イルダの楽団に移りヨーロッパ各地を巡演する。

 パリ音楽院卒業後、フランク・プゥルセル楽団でのピアニストを経て、56年9月に女性歌手ダリダのデビュー曲『バンビーノ』の編曲と伴奏指揮を担当、レイモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラ(Raymond Lefèvre et son Grand Orchestre)としてのスタートを切る。

 その後、「ミュジコラマ」「パルマレス・デ・シャンソン」などフランスの人気音楽番組や「サンレモ音楽祭」などで指揮者を歴任。レコードでは58年に『雨の降る日』が全米で大ヒットし、世界的に有名になる。


 68年には『ばら色の心』『ラ・ラ・ラ』が相次いで全米ヒットチャートにランクインし、注目を集める。映画音楽も手がけ、ルイ・ド・フュネス主演作品などでサウンドトラック盤を数多く発表している。日本では69年にシングル・カットされた『シバの女王』がロングヒットとなったことから知名度が一気に上昇、ポール・モーリア、フランク・プゥルセル、カラベリとともにイージー・リスニング全盛期を迎える立役者の一人となった。

 日本公演は、72年に初来日して以降、11度に亘って開催され、その間の7公演でライヴ・アルバムが制作されている。ステージを退いて以降は、次男のジャン=ミッシェル・ルフェーヴルが指揮者となって2000年、2002年、2004年、2006年に来日公演を開催している。

 自ら引退するまで約650曲を録音したと言われている。中でも、クラシックの曲をイージー・リスニング風にアレンジした「ポップ・クラシカル・シリーズ」は、彼の十八番となった。

 2008年6月27日、パリ郊外で肝機能不全により半年強の入院生活を経て死去。78歳没。

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この曲の定番として不動の地位を築いたレーモンルフェーブルを聞く

レーモンルフェーブル(Raymond Lefevre)

シバの女王La Reine De Saba/Raymond Lefèvre et son Grand Orchestre

新しいバージョンが出ている

RAYMOND LEFEVRE-LA REINE DE SABA(NEW Ver.) 新・シバの女王

オリジナル

ところが今回調査してわかったのだが、67年のこちらのシャンソンがオリジナルのようだ。多分知る人は少ないだろう。

 フランスのシンガーソングライター、ミッシェル・ローラン(日本コロムビア LL-2225-AZ、当初のアーティスト表記は「ローラン」。)の自作曲であることがわかった。日本語バージョンもある。

 この曲はミシェル・ローランのシャンソンをレイモン・ルフェーブルがオーケストラに編曲したもの。当のフランスではローラン版は奇しくも26位どまりで、大してヒットしたわけではなかった。日本が特異点となっているわけ。

 原曲は1967年にチュニジア出身のミシェル・ローランが作詞・作曲して唄ったもの。このレコードがリリースされた当時はそれほど注目を浴びることはなかったが、その後、レイモン・ルフェーヴル楽団の『シバの女王』で一躍有名になった。聖書によると、シバの女王とは紀元前10世紀頃にエルサレムのソロモン王を訪れた女王マグダのことで、1959年公開のアメリカ映画『ソロモンとシバの女王』(ユル・ブリンナー、ジーナ・ロロブリジーダ主演)でも知られる。





 「サバの女王」は失われた恋の歌。静かに始まり、サビで高らかに絶唱するローランの声は、若いエネルギーと迫力に溢れている。ぼくの生活を掻き乱したあの熱狂をもう一度取り戻したい、と歌いながらも、じめじめした感じはない。「さあ君の王国をまた建てるのだ/ぼくのサバの女王よ/ぼくのところに戻ってきて/いくらかの施しをしておくれ」と強く訴える。

ミッシェル・ローラン(Michel Laurent)

Michel Laurent _ Ma Reine de Saba

日本語バージョン

Michel Laurent _ シバの女王
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日本における「シバの女王」

 オリコンシングルチャートで最高位は26位とそこそこだが、110週に渡って100位以内にランクイン、同期間のみで約32万枚を越えるレコードセールスを記録している。TBSラジオの深夜番組「白石冬美・野沢那智のパック・イン・ミュージック」で長くエンディングテーマとして使用された。グラシェラ・スサーナのヒット曲『サバの女王』(EXPRESS ETP-2685)としても知られる。なおルフェーヴル版のスタジオ録音としては67年のオリジナルの他、日本向け特別録音としてアルバム『ソロモンの夢』(キング GP-470)の先行シングル(同 CM-50)B面で77年2月5日に発表された『新・シバの女王』、ジャン・ミッシェル・ルフェーヴルの編曲による2002年版の3ヴァージョンが発表されている。

カバーセレクション

イージー・リスニング競作盤

Paul Mauriat

シバの女王 ポール・モーリア  La Reine de Saba  Paul Mauriat

Caravelli

YouTube

Grand Fantastic Strings

Grand Fantastic Strings – La Reine de Saba



レイモン・ルフェーブルとポール・モーリア聴き比べ

 ルフェーブルのアレンジはギターのイントロが効果的で、それに続くストリングスが左からヴァイオリン、右からはチェロの響き、中央からヴィオラとぐっと厚みのあるサウンドで引き込まれる。

 対するモーリアのアレンジはピアノのイントロでヴァイオリンだけのストリングスはやや薄っぺらく感じられるが、ピアノがいい具合にストリングスに絡む。これだけ聴いただけでルフェーブルがやや大人びた雰囲気、モーリアがポップな雰囲気を持っていることが分かる。

その他のカバー

シルヴィ・バルタン

シルヴィ・バルタン la reine de saba サバの女王

harald winkler (ヘラルド・ウィンクラー) ギター

harald winkler – la reine de saba – 1972

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日本語カバー

グラシェラ・スサーナ(Graciela Susana)

日本語カバー曲で最もよく聞かれたのがこちら。アルゼンチン出身の歌手でかなりの日本びいきらしい。

Graciela Susana – La reine de Saba グラシエラ・スサーナ

布施明

まだ若い布施明が結構上手く歌いこなしている。(前奏が約1分と長い)

YouTube

松山千春

YouTube




水原弘

意外なことに水原弘も歌っていた。

サバの女王 水原弘

ペドロ&カプリシャスも歌ってる

シバの女王 / ペドロ&カプリシャス(高橋まり)

寺内タケシとブルージーンズ

寺内タケシ シバの女王
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ミシェル・ローランの歌詞(仏語)

1. Oui! Qu’elle revienne.
Oui! Qu’elle m’entraine.
Cette folie qui avait bouleverse ma vie.
Je le questionne. Mais il déraisonne.
Ce cœur perdu dans l’infini du souvenir.
Viens reprendre ton royaume.
Toi, la reine de Saba.
Reviens me faire l’aumône.
D’un petit peu de toi.
J’ai essaye de comprendre
un autre regard déjà
Mais je n’ai pas pu attendre
un autre bruit de pas.

2. Dis tu m’écoutes.
Tu es sans doute déjà partie
si loin de tous nos souvenirs.
Est-ce ma faute? Est-ce ta faute ?
Si malgre moi,
Je ne peux plus vivre sans toi.
Viens reprendre ton royaume.
Toi, la reine de Saba.
Reviens me faire l’aumone.
D’un petit peu de toi.
Viens reprendre ton royaume.
Il attend que tu sois la
pour revivre co royaume.
Toi, la reine de Saba



日本語歌詞 なかにし礼

1 あなたゆえ狂おしく
  乱れた私の心よ
  惑わされ 背(そむ)かれて
  とまどう愛の幻
  私はあなたの愛の奴隷
  生命(いのち)も真心も
  あげていたいの
  あなたがいないと
  生きる力も
  失われてゆく 砂時計

2 思い出は遠すぎて
  涙は今日も頬ぬらす
  悲しみを連れながら
  歩けば 影も重たい
  私はあなたの愛の奴隷
  たとえ嫌われても
  愛しているわ
  けれどもあなたが
  帰る望みは
  失われてゆく 砂時計

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