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太陽はひとりぼっち(L’Eclisse)~Mina,Colletto Tempia and his Orchestra

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はじめに

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 映画「太陽はひとりぼっち(L’Eclisse)」は1962年のイタリア・フランス合作映画でカンヌ映画祭審査員特別賞を受賞している。主演はアラン・ドロン(Alain Delon),、モニカ・ヴィッティ(Monica Vitti)。監督はミケランジェロ・アントニオーニ(Michelangelo Antonioni)で彼の「愛の不毛三部作」の一つといわれる。(60年「情事(L’avventura)」、61年「夜(La notte)」)

 イタリア語タイトルのL’Eclisseはフランス語ではL’Eclipse、英語でEclipseとは日蝕などの食、(名声の)失墜などの意味がある。いくら意訳だとしても邦題の「太陽はひとりぼっち」にはつながらないと思う人が多いだろう。多分前年のアラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい(Plein Soleil)」に引っ掛けたものと思われる。
 
 日本においては「太陽がいっぱい」でブレイクし、当時人気急上昇中のアラン・ドロンのためか、世界の中でとりわけ日本における大ヒットぶりは異常なほどであった。同時に主題歌までが大ヒットするというおまけまでついた。

日本公開当時のポスター

 本稿においては映画の紹介が主目的ではないため極力控えることにするので、映画の内容に興味のある方はリンクをたどることをお薦めする。

映画に関する情報

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フェミニズムな映画 「太陽はひとりぼっち」   L'eclisse − The Eclipse(日蝕) | Life Style Concierge
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真夏のローマ。翻訳家のヴィットリア(モニカ・ヴィッティ)は外交官のリカルドとの婚約を解消した。そして、ヴィットリアは、証券取引所で働く仲買人のピエロ(アラン・ドロン)と時を過ごすようになる。やがて彼に抱かれ、相思相愛の甘い言葉とデートの約束をお互いに囁きあいながら別れる。しかし、二人とも待ち合わせ場所に姿を現さなかった...
太陽はひとりぼっち (1962) イタリア
アントニオーニは愛の不毛を描いたのではない。核の恐怖によってもたらされた人間の実存の危機を描いたのだ。



テーマ音楽

何種類のバージョンがあるの?

 さてここからやっと主題のテーマ音楽の話になる。「L’Eclisse」の作曲はGiovanni Fusco(ジョヴァンニ・フスコ)でフスコが採用したのはMinaの歌バージョンとイタリアのクラシック音楽家Franco Ferrara(フランコ・フェルラーラ)の指揮によるオーケストラバージョンの2つであった。

 一方日本で発売されたサントラでは正体不明のColletto Tempia and his Orchestra(コレット・テンピア楽団)がサックスの独特な音色でブルース風ツイストを演奏している。オリジナルのサントラは地味な曲で、これでは映画の公開に影響があるということで、日本側では急遽差し替えのための曲が作られたという。そしてこれが日本で大ヒットしたというわけで、日本ではこちらがオリジナルと思い込んでいる人達が多数いる。

 即ち日本でこの映画のテーマ音楽として広く聴かれたものとして主なものは3つ存在していた。
 ①Franco Ferrara指揮オーケストラのオリジナルサウンドトラック
 ②MInaのL’eclisse Twist
 ③Colletto Tempia and his Orchestraの日本版サウンドトラック

 Minaは日本でも大ヒットした「Tintarella Di Luna(月影のナポリ)」や「Un anno d’amore(別離)」で日本でも人気がある。このブログでもそれぞれ別途取り上げている。しかし彼女の「L’eclisse Twist」が収録されたCDは現在入手困難になっている。

月影のナポリ(Tintarella di luna)~Mina
オリジナルの歌詞にはどこにも「ナポリ」なんて出てこないのに「月影のナポリ」。原詩では白い月の光を浴びて肌を白く焼くという何とも珍妙な歌を岩谷時子の訳詩はお得意の翻訳というより翻案だが日本でも大ヒット。森山加代子はこの曲でデビューし、いきなりの50万枚ヒット。
別離(わかれ)(C’est Irreparable)~Nino Ferrer,Mina
フランスのシンガー・ソングライター、ニノ・フェレールの63年の作品。この曲を65年にイタリア語でミーナが題名「Un anno d’amore」として歌ったのが大ヒットとなり、日本でも越路吹雪がカバーした。当時日本では越路吹雪の持ち歌として広く知られた。

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①オリジナルサウンドトラック

「太陽はひとりぼっち L'Eclisse」オリジナル・サウンドトラック、Original Soundtrack

②L’eclisse Twist – Mina

MInaのL’eclisse Twist ジャケット

映画のスチール写真をスライドショーにミーナの歌声が流れる

"L'eclisse twist" – "L'eclisse" soundtrack – Mina – 1962 – a tribute

映画の冒頭でこの曲が使われた部分の映像

Mina – L'eclisse Twist (1962)

丁度この時期のイタリア映画で同様にツイストを主題歌に使ったものが他にもある。1961年のカトリーヌ・スパーク主演「太陽の下の18才」の主題歌は邦題が「サンライト・ツイスト」、原題が「GO-KART TWIST」。歌ったのはGianni Morandi(ジャンニ・モランディ)。

サンライト・ツイスト(Go-Kart Twist)~Gianni Morandi
映画の主演は当時17歳のカトリーヌ・スパーク。歌ってるのは当時まだ新人で当時18才のジャンニ・モランディでこの曲も映画も大ヒットとなった。若者らしく乾いていてシャウト気味な歌い方も心地良い。イントロも印象的でツイストを踊りたくなるような雰囲気にさせてくれる。
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③Colletto Tempia and his Orchestra 日本ビクター発売

正体不明のColletto Tempia and his Orchestra

 コレット・テンピア楽団が演奏する「L’Eclisse」のテーマは海外でも素晴らしいと評判でもっと他の曲を聴きたいと探している方もいるという。

 確定情報ではないが、広く流布している噂話として、コレット・テンピア楽団というのは50~60年代に海外の曲を数多くアレンジしていた編曲者である寺岡真三氏率いるビクターのスタジオミュージシャンで編成された楽団だとする説が有力である。その名前の由来もコレットは岡。テンピアは寺・・・

 寺岡真三氏の情報は皆無に近いが、軍歌や運動会用のマーチの編曲も手掛けていた「和製洋楽」の始祖らしい。

 当時は他にも同様の日本バージョンのサントラがリリースされていたという。「L’lsola Di Arturo(禁じられた恋の島)」はカルロ・ルスティケッリの音楽で、Elio Bruno e la sua Orchestra(エリオ・ブルーノ楽団)のバージョンがヒットしたが、日本では編曲者の武富武馬氏でTAKEMARNE ONEMAN Symphony Orchestra(タケマーネ・ワンマン交響楽団)らしい。

 他にも「Un Temoin dans la ville(彼奴を殺せ)」と「J’lrai Cracher Sur Vos Tombes(墓につばをかけろ)」のテーマ曲が渡辺貞夫や猪俣猛などの一流ミュージシャンを三保敬太郎が率いるModern Jazz Playboysでリリースされている。さらにコール・ケリーノ楽団、ユージン・コスマン楽団等も日本人らしいが真偽不明である。



カバーセレクション

The Ventures(ベンチャーズ)

Twist Degli Amanti "L'Eclisse" / The Ventures (2006 Live ver.)

Paul Mouriat(ポール・モーリア)

Paul Mauriat 太陽はひとりぼっち

園まり

園まり   太陽はひとりぼっち

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<歌詞>

Le nuvole e la luna
Ispirano gli amanti
Sì, ma per tanti
Compreso me
è ti – p – i – o – logico
Il vero amore
è zo – o – ologico
Fin dentro il cuor
La radioattività
Un brivido mi dà
Ma tu, ma tu
Di più, di più

E’ ti – p – i – o – logico
Il vero amore
è zo – o – ologico
Fin dentro il cuor
La radioattività
Un brivido mi dà
Ma tu, ma tu
Di più, di più

<日本語訳>CD解説書記載のもので訳者は不明

雲も月も二人の目の前で消えて行く
そう、でもこれでわたしは気がついたわ 
わたしは何にでも理性的 
本当の恋にも 
わかってるの、
わたしの心の中でも 
わたしは理性的放射能が身体の中を通り抜ける 
でもあなたはあなたはもっともっと激しい

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