スポンサーリンク

Let’s Get Together~Hayley Mills

Artist(English)
スポンサーリンク

はじめに

 ヘイリー・ミルズと聞いてすぐに思い浮かぶ人がどれだけいるだろうか。59年から61年にかけて一世風靡した子役スターである。

 その彼女が61年の映画「罠にかかったパパとママ」の中で一人二役の二重唱で歌うこの曲が人気となりLPが発売されるほどであった。これが全米トップ10のヒットとなる。

 僕は当時ラジオから流れるのを聞いて大好きになった記憶がある。英語を習い始めた時期で「Let’s Get Together」という熟語をこれで覚えた。


日本発売盤


スポンサーリンク

アメリカ人ではなかったヘイリー・ミルズ(Hayley Mills)

  Hayley Mills ( フルネームは Hayley Catherine Rose Vivien Mills ) は、実はアメリカ人ではない。

 彼女は、1946年英国ロンドンに、名優 John Mills と、小説家・脚本家である Mary Hayley Bell を両親として生まれた英国人で、お姉さんの Juliet Mills も女優である。

  両親の許で育った彼女は、外向的で知的な少女だったが、9才で寄宿学校に入ると、同年代の子どもたちの中では、なぜかたいへん内気になってしまい、ひたすら演劇に情熱を傾けるようになる。

 彼女は 1959年に、 「Tiger Bay」 で映画デビューを果たすが、この映画で、彼女は実の父が演ずる警部を向こうに回して、殺人犯をかばおうとする少女 Gillie を演じ、ベルリン映画祭特別賞を獲得した。

 この役は、もともと10才の「少年」が演ずるはずだったが、 Hayley の出現で急遽「少女」に書き換えられた。 彼女は早くもこのデビュー作の中で、並ではない喉を披露している。 この映画に感動したウォルト・ディズニーは、彼女の許に馳せ参じ、 5年間の契約を申し出た。

スポンサーリンク



ディズニー映画「ポリアンナ」

劇場公開パンフレット

  こうしてディズニー映画 「ポリアンナ」 が誕生し、この作品で、彼女はアカデミー特別賞に輝いた。

 大きな目、明るい表情、のびやかな演技は実に印象的で、まさしく “ポリアンナ” のイメージであった。

 この映画の中で、生粋の英国人である彼女が、ユニオンジャックならぬ星条旗を身にまとい、溢れる愛国心と戦いながら歌った(?) 「America the Beautiful」 は、たどたどしい歌い方が何とも愛らしく、すばらしいものだった。

  「ポリアンナ」 は、アメリカの作家 エレナ・ポーター ( Eleanor Hodgman Porter 1863 – 1920 ) が 1913年に出版した小説で、日本では村岡花子女史の翻訳により、「少女パレアナ」 として知られているが、TVアニメの 「愛少女 ポリアンナ物語」 を思い出す方も多いのではないだろうか。

 牧師だった父を失って孤児になった少女 ポリアンナ。 “義務” と感じて自分を引き取ってくれたポリー叔母さんの冷たい扱いに当惑しながらも、どんなことにも “喜び” を見出そうとする彼女は、いつしか町の雰囲気までも変えていく。

  英語の辞書をひもとくと、“Pollyanna” は、“底抜けの楽天家” とある通り、ポーター女史の作品は、ヒロインの名前が辞書に載るほどの大ヒットとなった。

 文学史に残るような類の小説ではないが、確かに誰が読んでも感ずるところがある。 ただ、その構成は必ずしも緻密とはいえず、後から付け足したような部分もあるが…

  そんな小説を、ディズニーは映画に合わせて巧みに再構成している。

 原作には 「パレアナの青春 ( Pollyanna Grows Up ) 」 という続編があるが、映画は当初から続編の制作は考えていなかったらしく、続編に必要な設定は割愛して物語を簡略化している。

 しかし、それでもなお、映画の方が原作の小説よりはるかに良い出来映えだと言える。 既にディズニーにとって格好の輸出相手となっていた日本に対しても相応の配慮がなされており、さすがに巨大資本ディズニーの作品であることを実感させられる映画であった。

スポンサーリンク

罠にかかったパパとママ ( The Parent Trap 1961)

劇場公開パンフレット

  その翌年には、同じくディズニーの 「罠にかかったパパとママ ( The Parent Trap 1961 )」 で難しいひとり二役を見事に演じ、前作以上の人気を博することになる。

 この映画は、ドイツのエーリッヒ・ケストナー ( Erich Kaestner 1899 – 1974 ) が書いた 「ふたりのロッテ ( Das Doppelte Lottchen )」 が元になっている。

 生まれて間もなく両親が離婚し、父と母にひとりずつ引き取られた双子の姉妹 Sharon と Susan ( 原作では Lotte と Luise )が、13才の夏に参加したサマーキャンプで偶然出会う。

うりふたつのふたりは、初めはつまらないことでいがみ合ってしまうが、ふとしたことから仲直り。そして自分たちが決して他人の空似などでなく、正真正銘の姉妹であることを知る。

ここからふたりの大作戦が始まる。離婚した両親を、何とかして元の鞘に収めようというわけ。 両親の前で、彼女がひとり二役の二重唱で歌う 「Let’s Get Together」 は、LPが発売されるほどの人気となった。

 ふたり(?)の息の合ったスイングは見物である。 歌詞の中に出てくる 「alligator」 は、もちろん 「ワニ」 ではなく、日本語の 「ありがとう」 である。

Hayley Mills

Hayley Mills – Lets Get Together

スポンサーリンク



映画「罠にかかったパパとママ」

Lets Get Together Hayley Mills

1961年のヘイリー・ミルズ「罠にかかったパパとママ」

YouTube

1961年の映画「罠にかかったパパとママ」オープニング

The Parent Trap (1961) — OPENING TITLE SEQUENCE

1998年リメイクされた映画「罠にかかったパパとママ」

リメイク版パンフレット

 98年にリンゼイ・ローハンの一人二役でリメイクされ(邦題 ファミリー・ゲーム)、DVDで入手可能である。

 時代を現代のカリフォルニアとロンドンに設定変更されて、デジタルによる合成処理など、これはこれでよく出来ている。

 ベースとなる脚本はヘイリー・ミルズ版を使用しているために場面構成などは同じで、懐かしささえ感じる。

映画の要約版のバックに曲が流れている

Let's get together – Lindsay Lohan – Parent Trap – 1998

1998年リメイク映画のサウンドトラック

The Parent Trap Soundtrack #15 Let's Get Together

11年TVショー

Hayley Mills – Loose Women Interview JAN 2011

スポンサーリンク



<歌詞>

Let’s get together, yeah yeah yeah
Why don’t you and I combi-ine
Let’s get together, what do you say
We can have a swingin’ ti-ime
We’d be a cra-a-azy team
Why don’t we ma-a-ake a scene
Together, oh oh oh oh

Let’s get together, yeah yeah yeah
Think of all that we could sha-are
Let’s get together everyday
Every way and everywhere
And though we haven’t got a lot
We could be sharin’ all we’ve got
Together

Oh, I really think you’re swell
Uh-huh, we really ring the bell
Oo-wee, and if you stick with me
Nothing could be greater, say hey alligat-ah!

Let’s get together, yeah yeah yeah
Two is twice as nice as one
Let’s get together right away
We’ll be having twice the fun
And you can always count on me
A gruesome twosome we will be
Let’s get together, yeah yeah yeah!

ソングライター: Richard M. Sherman / Robert B. Sherman

スポンサーリンク

コメント