はじめに
ロネッツの「Be My Baby」を意識したと思われる印象的なイントロから始まる曲。
ダイアン・リネイ(Diane Renay)は62年にデビューして64年3作目のこの曲で18歳のときに全米6位の大ヒットを獲得した。
原題「Navy Blue」、邦題「ネイビー・ブルー」
可愛いブロンド娘が歌うこの曲は日本でも大ヒットになった明るいアメリカンポップス。
ダイアン・リネイ(Diane Renay)のプロフィール
ダイアン・リネイ(Diane Renay)は1945年アメリカ・フィラデルフィア(South Philadelphia ,Pennsylvania)生まれ。子供の頃から女優を目指し俳優養成所等でレッスンに明け暮れる。その後自分でデモテープを作り、売り込みをしていた。学生時代には美人コンテストで優勝したり目立った存在であった。
1962年17歳の時にプロデューサー兼シンガー・ソングライターのピート・デ・アンジェリス(Pete De Angelis)に認められ、レコード会社「Atco Record」と契約を果たしレコードデビューした。2枚出したシングルはいずれもチャート入りすることはなかった。
翌1963年、フォー・シーズンズで有名なプロデューサー「Bob Crewe(ボブ・クリュー)」のプロデュースの下、リネイは20世紀フォックス・レコードと再契約し、本作品を吹き込んだ。ボブ・クリュー、エディ・ランボー(Eddie Rambeau)、バド・レハーク(Bud Rehak)の共作で「20th Fox」から大ヒットとなった「ネイビー・ブルー」を発表した。
「彼はスーパー・ボーイ(Unbelievable Guy)」のB面として発表されるも、本作品が大ヒットとなったためA面に差し替えられた。
1964年3月14日付のビルボード・Hot 100で6位を記録し、ビルボードのミドルロード・シングル・チャートで1位を記録した。
「ネイビー・ブルー」の日本でのヒットを受けて、当時、日本ツアーが企画されたそうだが、彼女は大の飛行機嫌い、結局、海を渡ることはなかった。
ダイアン・リネイ(Diane Renay)の動画
米国発売盤ジャケット
日本発売盤ジャケット
もう既にベトナム戦争に事実上地上戦では巻き込まれていたが65年の北爆開始前で、この曲が底抜けに明るい古き良きポップスとしては最後の頃だった。
Diane Renay(ダイアン・リネイ)
比較的新しい彼女の映像
上の動画のように水兵のような衣装と錨のマークを好んで使用し、これがダイアンのイメージとして定着した。
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カバーセレクション
Donna Lynn
日本でも大ヒット
世界的なヒットとなり、日本では伊東ゆかり、伊藤アイコ、九重佑三子とパラキンがカバーし、ヒットパレードを賑わせた。
九重佑三子
日本ではいち早くカバー曲をリリースしたのが伊東ゆかりであった。
渡辺とも子
Wink
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ダイアン・リネイ(Diane Renay)もう一つのスマッシュヒット
一発屋という感じの彼女だが、他の曲をいくつか聞いてみた中ではこれがいい。
同年に発表された「キス・ミー・セイラー」は本作品の続編であり、そのためアレンジも似せてある。全米29位。
「Kiss Me Sailor」Diane Renay
<歌詞>
Blue, navy blue
I’m as blue as I can be
‘Cause my steady boy said, “Ship ahoy”
And joined the Navy (sha-la, la, la, sha-la, la)
He said he wanted to settle down
And let me be his girl
But first he had to do a little travelin’ around
And see the whole wide world
That’s why I’m blue, navy blue
I’m as blue as I can be
‘Cause my steady boy said, “Ship ahoy”
And joined the Navy (Sha-la, la, la, sha-la, la)
I got a letter yesterday from Tokyo
And a souvenir
A walky-talky wind-up little China doll
That says, “Wish you were here”
(Musical Interlude)
Blue, navy blue
I’m as blue as I can be
‘Cause my steady boy said, “Ship ahoy”
And joined the Navy (Sha-la, la, la, sha-la, la)
He’s comin’ home to see me on a weekend pass
A forty-eight hour day-ate
That boat he’s sailin’ on just better get here fast
‘Cause I can hardly wait
Till then I’m blue, navy blue
I’m as blue as I can be
‘Cause my steady boy said, “Ship ahoy”
And joined the Navy
Ah, ah, ah, ah, ah, ah
(Blue Navy blue)
(I’m as blue as I can be)
Ah, ah, ah, ah, ah, ah, ah
(Blue Navy Blue)
(I’m as blue as I can be)
<日本語詞 詞:安井かずみ>
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
彼を乗せた船は 海の彼方
手紙を書くよと約束して
デッキで手を振っていた 彼はネイビー
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
きのうあの人から手紙きたの
いつも愛しているって 書いてあるの
でも物足りないのよ そばに居たい
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
遥か海に向かい 彼の名呼ぶ
ネイビーブルーのセーラーが よく似合う彼
早く帰ってきてね 待っているの
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
あなたがいないから ひとりぽっち
ネイビーブルーのセーラーが よく似合う彼
早く帰ってきてね 待っているの
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
ブルー ネイビーブルー
私はネイビーブルー
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