はじめに
原題「Next Door to an Angel」のこの曲は出だしのスキャットがあまりにも印象的。ニール・セダカ(Neil Sedaka)62年全米5位のヒット。
邦題は「可愛いあの娘」
この頃の彼は全盛期で出す曲が全てヒットする感じだった。
58年の「The Diary」(14位)から66年「Answer To My Prayer」までRCAから発表した20曲をTOP100に送り出した。
その後74年にRocketレーベルから出した「Laughter In The Rain」(1位)で見事なカムバックを果たし、そのキャリアの中で2つのピークを持つこととなった。この曲はその第1のピークで最後の大ヒットとなった曲である。
米国発売盤ジャケット
日本発売盤のジャケット
なお日本発売盤のジャケットを見ると邦題は「かわいいあの娘」とひらがな表記になっている。
曲の概要
62年にハワード・グリーンフィールドとニール・セダカの名コンビによる最後のヒット曲。
全米5位にまでランクされた明るく楽しい楽曲なのだが、日本では全く受け入れられず、「今週のベスト・テン」でもランクインしたという記録はない。
ニールの大ヒット曲「おお!キャロル」は、近所に住んでいたキャロル・キングに想いを寄せて、その気持ちを歌にしたという話は有名だ。
この曲もやはり彼女のことを歌にしたようで、彼のキャロル・キングに対する想いは相当なものだったのだろう。
残念ながら片想いで終わってしまったようだが、いったい、彼女に対してどのくらい曲を書いたのだろうか?
ニール・セダカの動画
Neil Sedaka(ニール・セダカ)
ヒット当時のTVショーで歌ってる
TV映像とレコード音源の合成か?
カバーセレクション
Sha Na Na
Bob Mitchell 1962
Teen Queens of the 50s
この曲をバックに、50年代アイドルのスライドショーが楽しめる。
日本では冒頭のスキャットをそのまま使った曲がヒット
ケメ子の歌/ザ・ダーツ
出だしのスキャットは68年ザ・ダーツの「ケメ子の歌」で使われている。ザ・ジャイアンツとの競作となったがこちらがオリコン2位の大ヒットとなった。
私がケメ子よ 68年
「ケメ子の歌」は映画化された。主演のケメ子には当時のアイドル小山ルミが。
ザ・ダーツは京都のバンドで「ケメ子の歌」のコミカルな詞は、その前年に大ヒットした「帰ってきたヨッパライ」(フォーク・クルセダーズ)を意識したもの。“ムシ声”を使っているところも同じ。
この「ケメコの歌」はいくつかのバンドにカヴァーされた。また「私がケメ子よ」松平ケメ子 というアンサーソングがでたり、「キナ子の歌」(東京ぼん太)、「ダブ子ちゃん」(Wけんじ)とお笑い界からも参戦組が出て盛り上がった。
カヴァー組のザ・イーグルスは「好きだったペチャ子」をリリースしている。
日本では歌謡曲で「可愛いあの娘」という梶光夫などが歌ってヒットした同名邦題曲があるが、これはインドネシア民謡をモチーフとした全く別の曲である。
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<歌詞>
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
I’m living right next door to an angel and I just found out today
I’m living right next door to an angel and she only lives a house away
She used to be such a skinny little girl
But all of a sudden she is out of this world
I’m livin right next door to an angel
And I’m gonna make that angel mine
Since I saw her this morning, I’m on cloud number nine
Found a garden of eden at the house next door to mine
I took a look and oh what a shock
To find a little bit of heaven right on my block
I’m livin right next door to an angel
And I’m gonna make that angel mine
I can’t believe that this is the girl next door
That funny little face isn’t funny no more
Sicteen and oh what a dream
Ain’t it strange how she changed
Into such a lovely angel
Saw her walking down main street and I couldn’t believe my eyes
It used to be such a plain street but now it’s paradise
I’m feelin happy I’m feelin so good
I’m the luckiest devil in the neighborhood
I’m livin right next door to an angel
And I’m gonna make that angel mine
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
Do do do, doobie bop bop bop, Oh do bop she don don
[Fade]
コメント
このブログがあるのを今日知りました。
深夜ですがこの曲を聴いてました。
生まれる十数年前の曲ですがニールセダカの曲では一番好きな曲です。
丁寧な曲紹介ありがとうございます。
私が中学生のころ日本語カバーオールディーズが全盛でした。
毎晩ラジオにかじりついてヒットパレード番組をはしごして新しいヒット曲情報一番乗りをクラスで報告して自慢する毎日でした。
そんな青春の思い出がいっぱい積もっております。コメントありがとうございました。