名曲の系譜
1948年ー49年
この曲が作られたのは48年で作曲スィド・テッパー作詞ロイ・C・ベネットであった。
49年にはガイ・ロンバード(Guy Lombardo)の演奏や、ヴォーン・モンロー(Vaughn Monroe)の歌でヒットした。
もともとは、1948年12月15日ヴォーン・モンロー(Vaughn Monroe)がレコード化し、1949年1月14日にビルボード誌のチャートを突破した。
別のレコード化は、1948年12月22日にガイ・ロンバードと彼のロイヤル・カナディアンズによって作られ1949年の間にトップの売り上げでランクインしている。
1964年
それから数年たってドイツのベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)が64年にこの曲をリバイバル・ヒットさせ、その後アンディ・ウィリアムス(Andy Williams)やパット・ブーン(Pat Boone)など多くのカバーが出ている。
1965年
65年にはいくつも競作となり、その中でチャートインしたのが3つある。10位がヴィック・ダナ(Vic Dana)、11位がベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)、そして23位にウェイン・ニュートン(Wayne Newton)の曲がそれぞれランクされた。
歌詞の内容
原題は「Red Roses For A Blue Lady」が意味する“青色”のレディ、つまり「憂鬱な彼女」のことを歌っている。
すなわち“僕たちは些細なことで喧嘩してしまった。紅いバラの花が彼女の悲しみを消してくれるといいな”“結婚に持ち込めたら(白い)蘭の花を買いに来るよ”という内容の歌である。
歌詞の中に3つの色を見事に盛り込んで、心の色を表現している。
なおこの曲を作った作詞・作曲コンビのシド・テッパー、ロイ・C・ベネットは同じコンビでジョー・スタッフォードに特に日本で大ヒットとなった「霧のロンドンブリッジ」を提供した。
この曲の系譜の中で重要なバージョン紹介
49年の最高3位になったヒット
ヴォーン・モンロー(Vaughn Monroe)
65年にこの曲を見事にリバイバルヒットさせた
ハンブルグ生まれのドイツのミュージシャン、ベルト・ケンプフェルトによって1965年にレコーディングされブラジルで大きな成功を収めた。
音楽関係の経歴は14歳で個人教師のレッスンを受けはじめ、そしてハンブルグで音楽の学校に入学し、そこで彼は2年後に名誉賞を受け卒業した。
ピアノのほかに、彼はクラリネット、サクソホンとアコーディオンのような楽器演奏を習った。
ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)
この曲で最高23位ウェイン・ニュートン(Wayne Newton)
アメリカ合衆国のポピュラー音楽の歌手兼俳優。
バージニア州ロアノーク出身で、ポウハタン族やチェロキー族など、複数のインディアン部族を祖先に持つ。
40年以上にもわたって、ラスベガスで3万回以上ものソロ・ショーを行い、「ラスベガスの帝王」または「ミスター・ラスベガス」と称されるエンターテイナーで、エルヴィス・プレスリーやフランク・シナトラをしのぐ観客動員力を誇った。
ニュートンは、10代のころ兄と「ニュートン・ブラザーズ」というコンビを結成し活動していたが、歌手兼音楽プロデューサーのボビー・ダーリン(Bobby Darin)に見出され、ソロ歌手として飛躍した。「ダンケ・シェーン(Danke Schoen)」や「ブルー・レディに紅いバラ(Red Roses for a Blue Lady)」などがヒット、190センチ近い長身でありながら、そばかす顔の童顔で少女のようなユニークな歌声の持ち主というギャップが人気を呼んだ。
Wayne Newton 65年競作の一つ
さらにもう一つ65年競作で10位を獲得
Vic Dana 65年競作の一つ
この他のカバーにも大物が勢揃い
Paul Anka
Andy Williams
Dean Martin
Eddy Arnold
Klaus Wunderlich ハモンドオルガン
Pat Boone
Ray Conniff
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Guy Lombardo(49年)
James Last
Orchester Franz’L. ドイツ語
Johnny Tillotson
Billy Vaughn
日本のカバー
日本でもかなりヒットしたはずだが意外にアップされていない
ザ・ピーナッツ
<歌詞> Vaughn Monroe
I want some red roses for a blue lady
Mister florist take my order please
We had a silly quarrel the other day
I hope these pretty flowers chase her blues away
I want some red roses for a blue lady
Send them to the sweetest gal in town
And if they do the trick, I’ll hurry back to pick
Your best white orchid for her wedding gown
(I want some red roses for a blue lady)
We had a silly quarrel the other day
I hope these pretty flowers chase her blues away
I want some red roses for a blue, blue lady
Send them to the sweetest gal in town
And if they do the trick, I’ll hurry back to pick
Your best white orchid for her wedding gown
Your best white orchid for her wedding gown
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