はじめに
58年にNeil Sedaka(ニール・セダカ)がコニー・フランシス(Connie Francis)のために作った「間抜けなキューピッド(Stupid Cupid)」がヒットし、ブレイクする前の彼が注目されるきっかけになった曲。
ヒーカップ唱法が効果的に使われている。58年にハワード・グリーンフィールドの作詞、ニール・セダカ作曲の名コンビによる軽快なポップス。
彼女のデビューは55年で、しばらくはヒット曲に恵まれず低迷を続けていたが、58年にリリースした11枚目のシングル「Who’s Sorry Now」でとうとう火が付き、みるみるヒットチャートを駆け上って、あっという間にミリオンセラーを記録した。
そして、この58年には「アイム・ソリー」、「間抜けなキューピット」、
「マイ・ハピネス」と立て続けにヒットを飛ばし、
そして翌年の59年にも「カラーに口紅」、「フランキー」、
「想い出の中に」などをヒットさせたが、どれもその時代を代表する忘れられない名曲ばかり。
それ以降、’60年代まで数多くのヒット曲を量産しており、この時代を代表するNo.1女性シンガーの地位を獲得した。
米国発売盤ジャケット
この曲は58年2月発売の『フーズ・ソリー・ナウ (Who’s Sorry Now?) 』で全米4位の大ヒットを飛ばした後の7月にリリースされ、恋する女子生徒の悩みをポップに描いたいかにもニール・セダカらしい音符運びである。
ティーン・エイジャーに受けて全米14位のヒットとなったが、日本ではコニー・フランシスはまだ無名で殆ど注目されていなかった。
また日本での発売時は『間抜けなキューピッド』ではなく原題のまま『ステューピッド・キューピッド』となっており邦題の命名にも力が入っていなかったようだ。
全米では『フーズ・ソリー・ナウ』『間抜けなキューピッド』そして次作の『マイ・ハピネス』などで人気上昇中のコニー・フランシスだったが、日本ではまだ無名で彼女が受け入れられたのは59年末の『カラーに口紅』であった。
日本発売盤ジャケット
原題そのままのタイトルとなっている。
コニー・フランシスの動画
Connie Francis(コニー・フランシス) 1958
Neil Sedaka(ニール・セダカ) 作曲家自身のセルフカバー
不遇時代からガールズポップスの大御所へ
イタリア系アメリカン人として生まれたコニー・フランシス(Connie Francis)は、不遇時代を経験した歌手だった。
デビューは、11歳。貧しい家計を支えるためだったとか。17歳で本格的なプロ歌手として歩み始める。
だが、世間は甘くなかった。デビュー盤にも恵まれず、場末のバーやライヴ・スポットで何とか生計を立てる。
コニーに温かい手を差し伸べたのが、「匕首マック」のヒットでお馴染みのボビー・ダーリンだった。ところがコニーとボビーは、ちょっとした意見の食い違いで別れてしまった。スキャンダラス記事を扱う新聞は、二人は恋人関係にあると報じた。だが、これもご破算になってしまう。
心機一転、コニーは成功を夢見てレコード会社のオーディションを積極的に受けるようになり、デモ・テープ作りもこなした。
MGMレコードから色よい返事がきた。1920年代に流行った古いポップス・ソングのカバーが気に入ってもらった。
念願のレコード・デビューは、こうした背景からMGMに決定。残念にもスウィング感あふれる本作は、ヒットに結び付かなかった。
それにもめげず、ラジオやTV出演をこなす。ディック・クラークのTV音楽番組『アメリカン・バンドスタンド』に出演、少しずつ人気が出始めた。
友人のロッカバラード歌手、Neil Sedaka(ニール・セダカ)が曲作りに好意を示してくれた。こうしてセダカが書いた「フーズ・ソリー・ナウ」を、1958年2月に発売。これが米音楽雑誌『ビルボード』で堂々の第4位を記録。フランシス初のミリオンセラーとなる。
勢いを得たコニーは、次に同年の7月「間抜けなキューピッド」を発売。これはビルボード第4位を記録した。11月「マイ・ハピネス」が発売され、これがビルボード第2位という快挙を成し遂げる。1961年1月発売の「ボーイ・ハント」は第4位、62年1月発売の「泣かせないでね」は、堂々第1位の大ヒットとなった。その後「可愛いベイビー」、「ヴァケイション」と立て続けにヒットさせ、元祖“ガールズ・ポップス”の大御所として語られることになった。
カバーセレクション
パッツィー・クライン(Patsy Cline)
モーリーン・エヴァンス(Maureen Evans) 英国ウェールズの歌手
マンディ・ムーア(Mandy Moore)アメリカの歌手・女優
Wanda Jackson
セリー・キャンペロ(Celly Campello) ブラジルの歌手
テレサテン
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日本のカバー
日本語カバーはアップされておらず、かなり後になってからのものと思われるキャンディーズ。しかしこれもテープが投げられるという古い時代のもの。どれだけオリジナルは古いか!追記:森山加代子がアップされた。
森山加代子
キャンディーズ
あいざき進也
<歌詞>
Stupid Cupid you’re a real mean guy
I’d like to clip your wings so you can’t fly
I’m in love and it’s a crying shame
And I know that you’re the one to blame
Hey hey, set me free
Stupid Cupid stop picking on me
I can’t do my homework and I can’t think straight
I meet her every morning ‘bout half past eight
I’m acting like a lovesick fool
You’ve even got me carrying your books to school
Hey hey, set me free
Stupid Cupid stop picking on me
You mixed me up for good right from the very start
Hey now, go play Robin Hood with somebody else’s heart
You got me jumping like a crazy clown
And I don’t feature what you’re putting down
Well since I kissed her loving lips of wine
The thing that bothers me is that I like it fine
Hey hey, set me free
Stupid Cupid stop picking on me
You got me jumping like a crazy clown
And I don’t feature what you’re putting down
Well since I kissed his loving lips of wine
The thing that bothers me is that I like it fine
Hey hey, set me free
Stupid Cupid stop picking on me
Hey hey, set me free
Stupid Cupid stop picking on me
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