はじめに
筆者がポップスの魅力に目覚めポップス小僧になったのは1958年頃からで、その頃はもうプラターズ(The Platters)の名前が日本でも広く知られていた。
原題「The Great Pretender」、邦題「グレート・プリテンダー」
プラターズ(The Platters)の黄金期は1961年にトニーが脱退するまでとするのが一般的であろう。
ここでは「オンリー・ユー」「グレート・プリテンダー」「トワイライト・タイム」「煙が目にしみる」「ユー・ネバー・ノウ」の5曲のみを取り上げる。
プラターズ(The Platters)に関する内容はこの5つに分散させて記述するのでプラターズについて知りたい方は5つまとめて読むことをお薦めする。
米国発売盤ジャケット
デビュー大ヒットとなった「オンリー・ユー」に続くバック・ラム(Buck Ram)作曲第2弾がこの「グレート・プリテンダー(The Great Pretender)」である。
1955年11月3日にリリースされたこの曲はR&Bと1956年のポップ・チャートの両方でプラターズは初めて全米第1位を獲得する。
プラターズ(The Platters) 映画出演時の映像
プラターズ(The Platters) 映画出演時の映像 4Kカラー画質改良版
歌詞付
★プラターズ(The Platters)が支持された要因
それまでのグループとは異なる特徴がプラターズ(The Platters)にあったことが、オンリー・ユーに続くこの曲の大ヒットとなったと考えられる。
まず何と言ってもリード・ボーカルのトニーは教会ゴスペル・グループで歌の訓練をされていて声がよく通ったこと、
女声が入ったドゥー・ワップは当時珍しかったこと、
ストリングス・バンドとのミックス等が挙げられる。
★プラターズ(The Platters)の人気を決定的にした曲
デビュー曲で出世作となった「オンリー・ユー」に続くこの曲の大ヒットでミリオン・セラーを記録し人気を決定付けた。
当時は黒人勢がリリースした曲に対して白人勢が競作カバーをすぐさまリリースしてぶつけることが一般的であった。
50年代におけるプラターズの人気は非常に高く、同一曲での白人勢との勝負でほぼ完全に勝利できた数少ないグループである。
1973年のジョージ・ルーカス監督映画「アメリカン・グラフィティ」(日本公開1974年)では「オンリー・ユー」、「煙が目にしみる」とともにプラターズの曲が3曲も使われた。
アメリカン・グラフィティ非公式辞典は内容が非常に充実していて参考になる。
カバーセレクション フレディ・マーキュリー他
Freddie Mercury(フレディ・マーキュリー)
カバーで有名なのはクイーンのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)。
1987年にリバイバル・ヒットさせイギリスのシングルチャートで4位を獲得した。
歌詞の和訳が字幕として流れるので参考になる。
こちらは日本でCMに使われた The Band
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Sam Cooke(1960年)
Rod Stewart
Lester Bowie(1981年)ジャズ・トランペット
<歌詞>
Oh oh, yes I’m the great pretender
Pretending that I’m doing well
My need is such I pretend too much
I’m lonely but no one can tell
Oh oh, yes I’m the great pretender
Adrift in a world of my own
I’ve played the game but to my real shame
You’ve left me to grieve all alone
Too real is this feeling of make believe
Too real when I feel what my heart can’t conceal
Yes I’m the great pretender
Just laughin’ and gay like a clown
I seem to be what I’m not, you see
I’m wearing my heart like a crown
Pretending that you’re still around
Too real is this feeling of make believe
Too real when I feel what my heart can’t conceal
Yes I’m the great pretender
Just laughin’ and gay like the clown
I seem to be what I’m not, you see
I’m wearing my heart like a crown
Pretending that you’re still around
(Still around)
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