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ほほにかかる涙(Una lacrima sul viso)~Bobby Solo

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はじめに

 1964年サンレモ音楽祭入賞曲で女優のカトリーヌ・スパークが作曲したことで話題になったカンツォーネ。突如として現れた新星のこの楽曲はイタリアで初めてのミリオンヒットとなったが、この年のサンレモではジリオラ・チンクエッティの『夢みる想い』に大賞をさらわれてしまう。原題は「Una lacrima sul viso」

 「ひとしずくの涙、君の微笑みから、君の想いを悟った」、「何故、今まで君の気持に気づかなかったのだろう」、「だけど、僕も自分の気持ち気づいた」、「もう君を離さない」
といった内容の歌である。

ボビー・ソロ

プロフィール

 ボビー・ソロ(本名ロベルト・サッティ)は45年3月、ローマに生を受けた生粋のイタリア人である。この時代は連合国を相手にしたイタリア戦線での敗戦が濃厚で、事実彼が生まれて1ヵ月半後にイタリアは全面降伏している。

 しかし彼は年代的に戦後の傷痕を意識するわけでもなく、少年時代はエルヴィス・プレスリーに憧れていた。ある日、友人とリコルディ・レコード会社の見学に行った際、その美声に将来を託されて契約に到り、63年にアメリカのボビー・ヴィントンが歌ったイタリア語カヴァー曲でレコード・デビューを果たした。

 元々ボビーは自他共に認める“エルヴィス・フリーク”で、ポマードを塗って前髪を垂らした髪型にギターを持つという外見だけではなく、歌唱力も抜群にあった。すぐさまボビーは、その年の新人コンテスト「フェスティバルへの脚光」で優勝を飾り、その付帯条件として翌64年のサンレモ音楽祭の出場権を獲得したのである。

 兎にも角にもレコード発売された「ほほにかかる涙」はイタリア初のミリオンセラーを記録。ボビーは一躍イタリア歌謡界のスターダムに伸し上った。レコードの方では次の「ぼくを信じて」「すてきなクリスティーナ」とヒットが続き、また映画化された「ほほにかかる涙」では主演を担う活躍ぶりだった。

 ボビーの飛ぶ鳥落とす勢いは凄まじく、サンレモ音楽祭では翌65年「Se piangi,se ridii(君に涙と微笑を)」で、更に69年「Zingala(涙のさだめ)」で2度優勝する快挙を成し遂げた。因みにジリオラ・チンクェッティも2度優勝している...。

 こうして甘い美声と広い音域を持つボビーは若くしてイタリア歌謡界を席巻していったのだが、さすがに時代の潮流には逆らえず、70年代に突入すると人気も落ちてきた。

 しかしその存在も忘れられていた78年、突如として「ほほにかかる涙」のディスコ・ヴァージョンがヨーロッパでチャート・インするスマッシュ・ヒットを放ったりもした。また80年代にはロザンナ・フラテッロ、リトル・トニーと共に3人の名前(Rosanna,Bobby,Tonny)のイニシャルを組合せた“Robot”という音楽ユニットを結成したものの、時代遅れの感は否めず、自然消滅していった...。



ミリオンセラーのジャケット

日本発売盤のジャケット

ボビー・ソロの歌声と映像

Bobby Solo(ボビー・ソロ)

Bobby Solo Una LaCrima Sul Viso

 当時のサンレモ音楽祭は同じエントリー曲を2組のアーティストが歌うという形式で、この時のパートナーはフランキー・レインであった。

 ボビーはかなりの自信家で、優勝は自分以外にないと決め込んでいたという。ところが優勝者はボビーと同じく初出場で「夢みる想い」を歌ったジリオラ・チンクエッティで、ボビーは入賞どまりだった。この時ボビーは尋常ではないショックを受け、あまりの事態に主催者側が通例を破りボビーにだけ特別にもう一度舞台で歌わせるという計らいをしたほどだった。皮肉にもこの珍事が一夜にして彼の名を世界中に広めることになった。

 このサンレモ音楽祭では翌1965年に「君に涙と微笑みを(Se piangi se ridi)」で、1966年には「涙のさだめ(Zingara)」で2年連続優勝を飾っている。

1964年サンレモ音楽祭

♫ Bobby Solo ♪ Una Lacrima Sul Viso (1964) ♫ Video & Audio Restaurati HD

Frankie Laine Sanremo 1964 英題For your love

Frankie Laine – For your love (Una lacrima sul viso) – Sanremo 1964

TVの映像か?  

Bobby Solo – Una lacrima sul viso (1964) [High Quality Stereo Sound, Subtitled]

Bobby Solo, Little Tony

Bobby Solo, Little Tony – Una Lacrima Sul Viso

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この曲で映画に主演

『ほほにかかる涙』 Una Lacrima sul Viso (伊) 1964年制作
監督 エットレ・M・フィザロッティ
音楽 ジャンニ・マルケッティ
主演 ボビー・トナー … ボビー・ソロ
    ルチア … ラウラ・エフリキアン
    テュディニ教授 … ニーノ・タラント
主題歌 『ほほにかかる涙』 ( Una Lacrima sul Viso ) 唄・ボビー・ソロ

 カトリーヌ・スパーク作曲のサンレモ音楽祭入賞曲を題材にしたボビー・ソロ主演の青春音楽映画。
 アメリカ育ちのイタリア人歌手のボビーがミラノでのレコーディングのついでに生まれ故郷のナポリに立ち寄る。ボビーは父親の友人である音楽教授のテュディニ宅に宿泊するがそこの娘ルチアはボビーの大ファンで二人は親密になった。
 しかし二人の間に小さなトラブルが続いていたとき、アメリカからボビーに帰国せよとの連絡が入る。ルチアがボビーとの別れを惜しんで流す涙を見てボビーはルチアのために曲を作り、必ずルチアのもとに戻ると約束してアメリカに帰る。

 主題歌の『ほほにかかる涙』はモゴール作詩、ルネーロ作曲だが、作曲者のルネーロは女優カトリーヌ・スパークの別名。映画ではボビーがピアノを弾きながらルチアに語るように唄っている。

映画の中で歌っている

Una lacrima sul viso – Bobby Solo canta “Una lacrima sul viso”

カバーセレクション

フランク・プゥルセル

FRANCK POURCEL – Una Lacrima Aui Viso ほほにかかる涙

RICHARD CLAYDERMAN

RICHARD CLAYDERMAN – Una Lacrima Sul Viso

Frank Michael

Una lacrima sul viso – Frank Michael
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日本のカバー

布施明 メドレーの1曲目

布施明メドレー extra
ほほにかかる涙~シクラメンのかほり~自由~少年よ

宇崎竜童

ほほにかかる涙 / アル・ディ・ラ 宇崎竜童 UPC‐0087

ザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツ ほほにかかる涙 1964 / Una Lacrima Sul Viso

園まり

ほほにかかる涙 園まり 1964

鹿内タカシ

鹿内タカシ ほほにかかる涙 1964 / Una Lacrima Sul Viso




<歌詞>

Da una lacrima sul viso
Ho capito molte cose
Dopo tanti, tanti mesi ora so
Cosa sono per te.

Uno sguardo ed un sorriso
M’han svelato il tuo segreto
Che sei stata innamorata di me
Ed ancora lo sei.

Non ho mai capito
Non sapevo che
Che tu che tu
Tu mi amavi ma
Come me
Non trovavi mai
Il coraggio di dirlo, ma poi…

Quella lacrima sul viso
É un miracolo d’amore
Che si avvera in questo istante per me
E non amo che te

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