はじめに
62年のヒット曲でビルボード最高9位。
コニー・フランシス(Connie Francis)、ハンク・ハンター、ゲイリー・ウェストンの3者による共作。
コニー・フランシス(Connie Francis)のキャリアにおける「Who’s Sorry Now」の58年4位から始まったトップ10入りのヒットはこの曲が最後となった
ちなみにトップ10には12曲(1位3曲、トップ40ヒット35曲)送り込んでいる。
同年日本では弘田三枝子、青山ミチ、伊東ゆかり、金井克子等多くのカバーが作られたが弘田三枝子盤が20万枚と大ヒット、青山ミチ盤が3万枚であった。
歌詞に出てくる「マッシュポテト」の意味がわからなくて苦労したという内容が書かれたサイトがあった。
少し世代が違えば我々団塊世代が当たり前にわかることが理解不能になると知り驚いた。
あの頃は非常に短いサイクルで流行のステップが次々に生まれていた。
代表的なのはロコモーションだがマッシュポテトもその一つなのだ。ステップが足でポテトをつぶす動作に似ていたことから命名されたらしい。
コニー・フランシス(Connie Francis)ヒストリー
コニー・フランシス(Connie Francis)はニュージャージー州ニューアーク生まれのポップス歌手で、主に1960年代にアメリカは元より全世界的な人気を博した。人気の頂点は50年代後半から60年代。
彼女はデビュー当初はヒット曲に恵まれず、デビュー後数年を経て、在籍していたMGMレコードからシングルレコードのリリースがストップされるまでとなり、1957年にワーナー·ブラザーズに移籍、ここで漸くロックンロール隆盛の中で、始めてのヒットを記録。
当時のロックンロールの隆盛は、戦後のベビーブーム世代がティーンエイジャーになったことから生じた、新しいモラルや音楽観に起因した。
コニー・フランシス(Connie Francis)のリズム感や明るい歌唱力が、その価値観を代弁する歌手として適材であったことが彼女の成功に結びついた。
この頃の彼女の活躍は日本でも多くの人々を魅了したヒット曲が今も歌い継がれていることでも分る。
彼女の初期のヒット「間抜けなキューピッド」の別記事にプロフィールを記載したので参考にどうぞ
全米トップ100に送り込んだ53曲のリストは下記別記事に記載した
コニー・フランシス(Connie Francis)の動画
Connie Francis(コニー・フランシス)
日本語バージョン
<日本発売盤のジャケット写真>
Shelley Fabrares(シェリー・フェブレイ)
日本語のカバー 弘田三枝子他
弘田三枝子
当時の録音が聞きたいのだがアップされてもすぐに削除される。
TVのナツメロ番組で歌う整形後のこんな画像しか見られないのは残念。
もっと腹が立つのは見たくもないド下手な素人の歌が、それとわからないようなタイトルで沢山アップされているのでだまされてクリックしてしまうこと。
追記:レコード音源がアップされた
伊東ゆかり
サディスティック・ミカ・バンド 1975.7.19音源
スポンサーリンク
山口百恵
デビュー間もない初々しい頃の山口百恵が歌ってた。
青山ミチ
弘田三枝子とキャラがかぶってたこんな歌手もいた
ザ・ピーナッツ メドレーの1曲目
<歌詞>
V-A-C-A-T-I-O-N! In the summer sun!
Put away the books, we’re outta school!
The weather’s warm, but we’ll play it cool!
We’re on vacation, havin’ lots of fun!
V-A-C-A-T-I-O-N! In the summer sun!
We’re gonna grab a bite at the pizza stand
Write love letters in the sand
We’re on vacation, and the world is ours!
V-A-C-A-T-I-O-N! Under summer stars!
Yeah, we’ll hop in our jalopy to a drive-in movie,
And have a look at the show
We’re gonna hug and kiss, just like this
And I can’t wait to go-oo-oo
We’re gonna mash potato to a jukebox tune
Park your car ‘neath an August moon
We’re on vacation, till the start of the Fall!
V-A-C-A-T-I-O-N! We’re gonna have a ball! Goooooo!
V-A-C-A-T-I-O-N! Gonna have a ball!
Oh-ho, we’ll hop in our jalopy to a drive-in movie,
And have a look at the show
We’re gonna hug and kiss, just like this
And I can’t wait to go-oo-oo
We’re gonna mash potato to a jukebox tune
Park your car ‘neath an August moon
We’re on vacation, till the start of the Fall!
V-A-C-A-T-I-O-N! We’re gonna have a ball!
Yeah! VACATION! Gonna have a ball! (fade)
<日本語歌詞> 訳詩:漣健児
V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな
ギラギラと輝く太陽背に受けて青い海泳ぎましょ
待ち遠しいのは夏休み
山に行くことも素敵なことよ 山彦も呼んでいる
待ち遠しいのは秋休み
冬は楽しいスキーに行きましょ 白い雪蹴り
寒さなんか忘れ滑るの Go Go Go Go
マッシュポテトをみずべで あの人と踊ろう
湖も呼んでいる
待ち遠しいのは春休み
<間奏>
待ち遠しいのは冬休み
冬は楽しいスキーに行きましょ 白い雪蹴り
寒さなんか忘れ滑るの Go Go Go Go
マッシュポテトをみずべで あの人と踊ろう
湖も呼んでいる
V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな
V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな
読み比べるとわかるように日本語詞ではオリジナルからシチュエーションがすっかり変えられていることがわかる。
この当時の訳詩は岩谷時子もそうなのだが日本語から入って後年原詩に触れた時に、あまりにオリジナルから離れていることに驚くといったことがよくあった。
上記の2つの歌詞を詳細に比べてその違いを解説しているこのブログが参考になる。
コメント